こんにちは、ねりきりです。
私の離婚争議の全貌をまとめました。
家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。
私の離婚争議
離婚のきっかけから離婚後の紛争調整調停まで、私の離婚争議の全貌を一通り書いてきたので、いったんまとめることにしました。
私の離婚争議の期間は約3年9カ月。
もと夫の浮気発覚から数えると約7年半かかって離婚に至りました。
しみじみ、長いですね~。
全体像は以下の通りです。
※期間をわかりやすくするため離婚争議が始まった年を0年としています。
例えば「1年6月」という記載は、離婚開始後1年目の6月という意味です。
- ー4年3月
- 0年2月
- 0年5月離婚調停の申し立て
- 0年7月別居、婚姻費用調停申し立て
- 0年10月離婚調停不成立、婚姻費用調停は審判へ移行
- 0年11月もと夫から訴状が到着、裁判開始
- 1年4月婚姻費用審判で大勝利→もと夫が即時抗告
- 1年6月婚姻費用即時抗告審で完全勝利
- 3年4月離婚訴訟 判決
- 3年5月離婚訴訟 判決の内容に一部納得できず控訴
- 3年11月希望が叶い和解成立
- 3年12月~
- 4年2月
総括
私の離婚争議の特徴
離婚する夫婦にはそれぞれの事情があります。
私の離婚争議の特徴は以下のようなものでした。
- 子の年齢が高い(争議開始時中高生)
- 婚姻期間が長い
- もと夫の不貞行為発覚後、一時離婚を回避するも、数年後に破綻した
- 持ち家がある(アンダーローン)
- もと夫は会社員(給与所得)
特徴に対する結果
上記の各番号に対応しています。
- 調査官による調査はなし。
裁判では、子ども達それぞれの陳述書の提出を求められました。
親権などは子ども達の希望が尊重されました。
第一審の判決時にはすでに長男が私大に進学していたため、大学卒業時までの養育費が認められやすかったです。 - 結婚前の特有財産の立証がハードでした。
結果として、一部のみ認められました。 - 慰謝料請求の時効は不貞行為の発覚から3年です。
もと夫の不貞は裁判で認められたものの、その後は妻の内心はどうあれ平穏な家族関係が続いていたということで、離婚原因と認められませんでした。 - 双方が主張する持ち家の評価額に大きな差があり、それが原因で控訴にいたりました。
財産分与に差が出るため、私にとってはこれが最大の争点でした。 - もと夫が給与所得なので婚費や養育費の算定が容易でした。
もと夫の年齢が高く、それなりに年収も高いことで、おそらく転職はしないだろうと予想できました。
養育費未払いになる可能性は低いと和解時の裁判官・弁護士ともに推測していました。実際、今のところは支払われています。
反省点
離婚調停申し立て時に覚悟が定まっておらず、準備が不十分だったことです。
おかげで下手をしたら子ども達の親権を失い、子ども達との交流が厳しく制限されるところでした。
もと夫とベンゴ氏が無能だったおかげで逆転できましたが、運が良かっただけです。
別居についての考えも甘かったために、ポテチの大切な私物を取り返すことができませんでした。
私の初動の悪さが原因です。
悔やんでも悔やみきれません。
離婚経験者として伝えたいこと
今、離婚を考えている方には役所等の無料相談を利用して、積極的に弁護士にアドバイスを求めることをおススメします。
何人もの弁護士と話すほど、彼らの生態が見えてきますし、「弁護士」という職業についてる人たちへの怖さがなくなります。
いざ弁護士に委任しようとしたときに、その経験が必ず役に立ちます。
一般人が普通に暮らしていて、裁判所や弁護士に関わることはほとんどないと思います。
しかし、結婚相手に浮気されたり暴力をふるわれたりして離婚を決意すると、何の落ち度もない被害者がいきなり法律の世界に直面することになります。
法律の世界はとことん自己責任の世界です。
あなたが窮地に陥ったのはあなたが無知だからだ、知らないから悪いのだ、と平気で言われたりします。
どうか知識を蓄えてください。
「知ること」はあなたやお子さん達を守ることです。
自分だけでは解決するのは難しいと思ったら、弁護士に委任しましょう。
資金が乏しくても弁護士を利用できる法テラスという制度があります。
条件を満たせば一つの事件につき3回、無料相談を受けることもできます。
離婚が成立した日、私は今まで感じたこともないような幸福感に満たされました。
今まで生きてきた中で五指に入るくらいの、まるで脳内に快楽物質のシャワーが土砂降りで振ってるような感覚でした。
そしてその幸福感は今も続いています。
離婚は幸せへの第一歩です。
不幸な結婚にピリオドを打ち、新しい人生を始めるのですから。
今現在、離婚問題で苦しんでいるあなたも確実に幸せに近づいています。
未来を信じて最善を尽くしましょう。
あなたの問題が早く解決しますように。
応援しています。
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