【離婚体験談】きっかけ②経済的DV(?)と通帳隠し

makuninによるPixabayからの画像 離婚
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こんにちは、ねりきりです。

離婚のきっかけになる出来事は2度ありました。
ここでは2度目の経済的DV(?)と通帳隠しについてお話しします。

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火種

父親の相続

前回の記事にも書きましたが、私の父親はもと夫の浮気発覚直後に亡くなりました。

【離婚体験談】きっかけ①夫の浮気発覚
こんにちは、ねりきりです。 離婚のきっかけとなる出来事は2度ありました。 ここでは1度目のもと夫の浮気発覚につい…

私の実家は裕福ではなかったけれど、わずかながら父親から相続金がありました。

私は迷うことなく全額を子ども達名義の通帳に入れました。

学資保険でまかなえない学費にあてようと考えたのと、孫が大好きだった父親も喜ぶだろうと思ったからです。

それに私名義で預金しておくと、もし私に何かあったとき、相続金の半分がもと夫のものになってしまうと考えたからです。

法定相続人というのがありまして、亡くなった人に子どもがいる場合は、配偶者と子どもが相続人になります。
その場合、配偶者は残った財産の1/2を、残り1/2を子ども達が均等に分けることになります。
私が亡くなったら、私の預金の半分は元夫のものになり、残り半分は子ども達でわけることになるってことです。

私は父親のお金をもと夫に1円たりとも渡したくありませんでした。。

だって、父親はもと夫の浮気を知らずに亡くなったんですよ。
娘にとって「いい夫」だと信じたまま。

お客様は亡くなったりしません。心配しすぎですよ

銀行の窓口の人にはあきれられましたけどね。

姉の急死で「突然の死」は私にとってとても身近な問題だったから、考えずにはいられなかったんです…。

もと夫の激怒

私は、父親から相続したことをもと夫に黙ってました。

あなたには1円も渡したくない

なんて言ったら面倒なことになりそうでしょ。

…それなのに、数年後、バカな私はうっかり口を滑らしてしまったのです。

 

もと夫はいきなり怒り出しました。

「聞いてない!」

って。

正直「は?」でしたよ。

私の姉が亡くなったとき、あなたは何をしてたのよ?
父親が入退院を繰り返していたとき、あなたはお見舞いすら行ってないよね。
その父親からもらったお金に、よく口を出せるなあ、と。

そもそも、親からもらったお金は私の特有財産です。
たとえ夫婦でももと夫には一切関係なく、話す義務もなければ、非難されるいわれもないのです。

世の中の道理を何度も説明しましたが、もと夫は一切受け付けませんでした。

それどころか、

「他にも金を隠しているだろう!」

「信用できない!」

「今すぐ通帳と家の金をよこせ!」

って。

私はあきれかえって、もと夫の言うとおり通帳とその月の家計費が入ったポーチを渡しました。

 

結果的にこの出来事が離婚への引き金になりました。

浮気発覚から4年目のことです。

特有財産についてこちらの記事で説明しています。裁判を通して、私が初めて知ったことも書いてあるのでぜひご覧ください。

共有財産と特有財産
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経済的DV(?)

通帳隠し

もと夫はその日から、私が渡した通帳や家計費の入ったポーチを隠してしまいました。

実はそれ以前にももと夫は「オレが家計管理する!」と言って、すぐ投げ出したことがあって。

どうせ同じことになる

と高をくくっていましたが、私の予想は外れました。

もと夫は、食費や雑費などの家計費は私の給料から出すよう
子どものお金などは払うが、その都度、明細や領収書をよこせ、と言いました。

私が給料から家計費を出すことは、別にかまいませんでした。
今までは家族の小遣いや子どもの習い事、赤字の補填などに使ってきたので、用途が変わるだけだったから。

けれども、交際費や化粧品等の私自身の必要経費を入れると、パート収入ではまかないきれず。
この頃、同窓会などがあって出費がかさんだため、不足分は自分の貯金を取り崩すことになりました。

仕事と家事と育児に追われながら、その上、貯金が減っていく。
何のために働いているんだろう、って気持ちになりました。

言い争いになって「私だって働いてる」と言った時、
「お前は働いてないやろ」
と鼻で笑われたときは、頭に血が上りました。

さらに、もと夫が隠した通帳の中には、父親のお金を入金した子ども名義のものも入っていて。
これは絶対に許せませんでした。

もと夫に使い込まれたらどうしようと、不安にさいなまれました。

絶えない争い

通帳を返さなくてもいい、ただ見せてくれればいい。

何度も頼みましたが、もと夫は拒否を続けました。
初めの頃は自分の通勤カバンに鍵をかけ、そこに保管してました。

異常でしょ?

見せろ、見せないで何度も大ゲンカになりました。

募る不安、そして調停へ

疑いがどんどん増していきます。

見せることすら出来ないなんて。もうすでにお金を使い込んでいるのでは?

実はその頃、私はもと夫の行動にも不信感を持っていたのです。

浮気していた頃と同じ、疑わしい行動を取り始めていたので。
(香水をつけたり、家族の前では携帯に電話がかかってきても取らず、あとから離れた場所でかけ直す…などなど)

争いは続き、家庭の雰囲気は最悪になりました。

子どもにも悪影響だし、自分とっても良いことはひとつもない。

私はもと夫との話合いに見切りを付け、離婚調停を申し立てました。

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