こんにちは、ねりきりです。
離婚のきっかけになる出来事は2度ありました。
ここでは2度目の経済的DV(?)と通帳隠しについてお話しします。
火種
父親の相続
前回の記事にも書きましたが、私の父親はもと夫の浮気発覚直後に亡くなりました。
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私の実家は裕福ではなかったけれど、わずかながら父親から相続金がありました。
私は迷うことなく全額を子ども達名義の通帳に入れました。
学資保険でまかなえない学費にあてようと考えたのと、孫が大好きだった父親も喜ぶだろうと思ったからです。
それに私名義で預金しておくと、もし私に何かあったとき、相続金の半分がもと夫のものになってしまうと考えたからです。
私は父親のお金をもと夫に1円たりとも渡したくありませんでした。。
だって、父親はもと夫の浮気を知らずに亡くなったんですよ。
娘にとって「いい夫」だと信じたまま。
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お客様は亡くなったりしません。心配しすぎですよ
銀行の窓口の人にはあきれられましたけどね。
姉の急死で「突然の死」は私にとってとても身近な問題だったから、考えずにはいられなかったんです…。
もと夫の激怒
私は、父親から相続したことをもと夫に黙ってました。
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あなたには1円も渡したくない
なんて言ったら面倒なことになりそうでしょ。
…それなのに、数年後、バカな私はうっかり口を滑らしてしまったのです。
もと夫はいきなり怒り出しました。
「聞いてない!」
って。
正直「は?」でしたよ。
私の姉が亡くなったとき、あなたは何をしてたのよ?
父親が入退院を繰り返していたとき、あなたはお見舞いすら行ってないよね。
その父親からもらったお金に、よく口を出せるなあ、と。
そもそも、親からもらったお金は私の特有財産です。
たとえ夫婦でももと夫には一切関係なく、話す義務もなければ、非難されるいわれもないのです。
世の中の道理を何度も説明しましたが、もと夫は一切受け付けませんでした。
それどころか、
「他にも金を隠しているだろう!」
「信用できない!」
「今すぐ通帳と家の金をよこせ!」
って。
私はあきれかえって、もと夫の言うとおり通帳とその月の家計費が入ったポーチを渡しました。
結果的にこの出来事が離婚への引き金になりました。
浮気発覚から4年目のことです。
※特有財産についてこちらの記事で説明しています。裁判を通して、私が初めて知ったことも書いてあるのでぜひご覧ください。
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経済的DV(?)
通帳隠し
もと夫はその日から、私が渡した通帳や家計費の入ったポーチを隠してしまいました。
実はそれ以前にももと夫は「オレが家計管理する!」と言って、すぐ投げ出したことがあって。
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どうせ同じことになる
と高をくくっていましたが、私の予想は外れました。
もと夫は、食費や雑費などの家計費は私の給料から出すよう、
子どものお金などは払うが、その都度、明細や領収書をよこせ、と言いました。
私が給料から家計費を出すことは、別にかまいませんでした。
今までは家族の小遣いや子どもの習い事、赤字の補填などに使ってきたので、用途が変わるだけだったから。
けれども、交際費や化粧品等の私自身の必要経費を入れると、パート収入ではまかないきれず。
この頃、同窓会などがあって出費がかさんだため、不足分は自分の貯金を取り崩すことになりました。
仕事と家事と育児に追われながら、その上、貯金が減っていく。
何のために働いているんだろう、って気持ちになりました。
言い争いになって「私だって働いてる」と言った時、
「お前は働いてないやろ」
と鼻で笑われたときは、頭に血が上りました。
さらに、もと夫が隠した通帳の中には、父親のお金を入金した子ども名義のものも入っていて。
これは絶対に許せませんでした。
もと夫に使い込まれたらどうしようと、不安にさいなまれました。
絶えない争い
通帳を返さなくてもいい、ただ見せてくれればいい。
何度も頼みましたが、もと夫は拒否を続けました。
初めの頃は自分の通勤カバンに鍵をかけ、そこに保管してました。
異常でしょ?
見せろ、見せないで何度も大ゲンカになりました。
募る不安、そして調停へ
疑いがどんどん増していきます。
![](https://restart110.com/wp/wp-content/uploads/2019/09/profile_sad.png)
見せることすら出来ないなんて。もうすでにお金を使い込んでいるのでは?
実はその頃、私はもと夫の行動にも不信感を持っていたのです。
浮気していた頃と同じ、疑わしい行動を取り始めていたので。
(香水をつけたり、家族の前では携帯に電話がかかってきても取らず、あとから離れた場所でかけ直す…などなど)
争いは続き、家庭の雰囲気は最悪になりました。
子どもにも悪影響だし、自分とっても良いことはひとつもない。
私はもと夫との話合いに見切りを付け、離婚調停を申し立てました。