【離婚裁判体験談】陳述書の書き方(2)書式と具体的な書き方

Steve BuissinneによるPixabayからの画像 離婚
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こんにちは、ねりきりです。

離婚裁判で、証拠調べ(本人尋問)の前に提出する陳述書の書き方です。

陳述書とひと言で言っても書き方は人それぞれだし、弁護士によって推奨する体裁も違うと思います。
あくまでも一例として参考にしてください。

 

【離婚裁判体験談】陳述書の書き方(1)書くのは誰?の続きになります。

【離婚裁判体験談】陳述書の書き方(1)書くのは誰?
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陳述書の書式

ここで書いているのは、ジョシー先生のアドバイスを受けて私が実際に裁判所に提出した陳述書の書き方です。

こうでなければならない、ということはありません。
何のヒントもなくて書き出すのが難しい…などという時に参考にしていただければと思います。

書式と書き出し

<例>

陳述書_裁判

ヘッダー部

タイトルは「陳述書」。
パソコンで書面を作成しても、日付、自分の住所、名前は本人が手書きで記入します。
住所を相手方に隠している方は書かなくてよいです。
必ず押印してください。

書き出し

①(オレンジ部分)家族の説明と現在の状況を簡潔に説明します。

②(青部分)導入文です。
争点になっている事柄をあげておきましょう。
読む人にとっては何が書かれているかわかりやすく、親切だと思います。

本文

③(黄色部分)最初から最後までだらだらと書くのではなく、章立てした方が読みやすくわかりやすくなります。
項目に分けて、インデントを下げていきましょう。

できるだけ日時を入れて、時系列で体験した事実を書きましょう。

ウソは書かないようにしましょう。
陳述書は裁判の証拠になるものです。
陳述書に書いていることを本人尋問で深掘りされて、ウソがばれたりすると裁判官の心証に影響します。

忘れたりあやふやだったりすることは無理をせず、正直にその旨を書いた方がよいです。

陳述書の分量

陳述書はできるだけ1通にまとめましょう。
長さはA4用紙5枚から10枚程度が適切です。

もと夫は6回にわたって合計200枚もの陳述書を出してきましたが、真似しない方が賢明です。
いくら言いたいことがたくさんあっても、こんなに大量の書面を出されたら裁判官だってうんざりします。
かえって重要な部分が伝わらなくなるかもしれません。

とはいえ、私も本人尋問の前に提出した陳述書は20枚以上になってしまいました。汗
もと夫が早い段階で「陳述書1」を出していたため、それに対する反論も書かざるを得なくて長くなってしまったんです。
その結果、大切な部分が薄められたような気がしています…。

子供たちの陳述書

形式は、私の陳述書と同じでした。

<例>

ヘッダー部

PC等で作成したものでも、日付と名前は手書きします。
印鑑は、ジョシー先生の助言で私とは別のものを使用しました。

もちろん、全編手書きでも構いません。
その場合はボールペンなど消せないペンで書きましょう。

書き出し

①(オレンジ部分)家族の説明と現在の状況を簡潔に説明しています。

本文

②(緑部分)特に争点になっている事柄については詳しく書いていきました。

裁判所の判断

私の陳述書は裁判でどれだけ役に立ったのかわかりません。

けれども、子どもたちの陳述書は彼ら名義の預金が彼らの特有財産であると認められる材料の一つになりました(判決書で言及されていました)。

私の考え

陳述書には、本人尋問に先立って、あらかじめ供述の内容を裁判官に知らせ、事実のあらましを伝えておく働きがあります。

陳述書に書いている内容と本人尋問での供述に矛盾があると、裁判官の心証に影響します。
できるだけわかりやすく、ウソがないように書いていきましょう。

とはいえ創作ではなく、事実を書いていけばよいことなので気負うことはありません。
私は作文か随筆を書くような気持ちで書き進めていきました。

代理人委任していれば最終チェックもしてもらえます。
「事実を書く」ことに注力して、よい陳述書を作成してくださいね。

 

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