こんにちは、ねりきりです。
モラハラ気質のある人間は、往々にして大量のモラ文書を裁判に出してきます。
ヤバすぎるモラ文書をそのまま裁判に提出する弁護士もモラ弁護士というそうです。
家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。
もと夫のモラハラ陳述書
もと夫は裁判中、求められてもいないのに合計6通もの陳述書を出してきました。
陳述書1(17ページ)
提出日 裁判開始から約1年後。裁判官が異動で交代する直前でした。
内容 初めから「1」って数字が付いててビックリしました。
離婚争議開始から別居までの出来事がもと夫解釈で、過去の不貞行為は「疑惑」であってすでに解決済み、などと書かれてました。
新しい裁判官に私が悪い人間だと印象付けるために先手を打とうとしたのかなあ、と後になって思いました。
陳述書2(41ページ)
提出日 証拠調べ(本人尋問)に先立ち、新しい裁判官に求められて提出した陳述書です。
同時期に私と子供たちの陳述書も提出しました。↓
本来、裁判で提出する陳述書はこれだけのはずなんですよ。汗
内容 結婚から過去の不貞行為までの経緯、その後の夫婦関係、調停・別居・訴訟までの経緯、財産分与、仕事と年収について、現在の健康状態についてなどなどがもと夫独自の視点で語られ、私の人格否定が大量に盛り込まれてました。
「婚姻費用をめぐる詐欺行為」「冤罪虐待」「離婚詐欺行為」などなど様々な言葉がこの陳述書で登場しました。
陳述書3(28ページ)
提出日 結審後
内容 本人尋問で、もと夫は虚偽の発言を繰り返しました。
そこで私は、結審で最終準備書面を提出したのに合わせて、陳述書を提出。
物理的な証拠で立証できるものにしぼって、もと夫の虚偽を指摘しました。(5ページで、ですよw)
そしたら、結審後にまたまたもと夫は陳述書を提出してきたんです。
またもや28ページの大作でした。
ただし、証拠を揃えた私と違って、もと夫は「本人尋問で言ったことはウソじゃない」と繰り返すのみでしたけどねww
言われたら言い返さないと気が済まないんですね。モラハラ体質の人は。
陳述書4(16ページ)
提出日 結審後
内容 私が結審前に提出した2通の陳述書に対して「陳述書3と4で2回に分けて反論した」そうです。
それにしたって長すぎるやろwww
陳述書5(70ページ)
提出日 控訴審 第一回期日
内容 家庭裁判所から高裁に舞台がうつったので、新たな裁判官にアピールするために張りきったんですかね。
これまでで最長でしたが、内容は今までと同じ。
家裁に提出した資料は高裁にまわされるってこと知らないんでしょうか。
裁判官にとったら迷惑でしかないですよねw
陳述書6(21ページ)
提出日 控訴審。
内容 陳述書5に対して、私も一応反論の陳述書(4ページです)を書きました。
もと夫の冗長な陳述書に対しての反論を準備書面でやると、こちらの主張がぼやけてしまうと思ったので、もと夫の相手は私がすることにしたのでした。
もと夫が書いていることは、やっぱりこれまでの陳述書の延長でした。
モラハラ陳述書がヤバい理由
通数がヤバい
一つの裁判で陳述書を6通も出す人っているんでしょうか。
しかもそれぞれに書かれている内容には、なんの目新しさもなく、具体的な証拠もありません。
毎度毎度、ウソの書き方を何かしら工夫してましたけどね。
言われたら言い返さずにはいられない、言われなくても言わずにはいられない。
もと夫の執念をひしひしと感じました。
ページ数がヤバい
A4用紙合計193ページ。
1行40字×27行で書かれてたので計算すると約20万字!
400字詰め原稿用紙に換算すると500枚!!
長編小説1冊分に相当する量ですよ。こわっ!!
もと夫は理系で、決して文章を書くのが好きでも得意でもありませんでしたが、私への恨みを晴らしたい一念で書いたんでしょうね。
そこまで恨まれることをした覚えはないんですけどね。
恐ろしいですね。
弁護士もヤバい
そんなモラ陳述書を裁判所に提出する弁護士も、かなりヤバいです。
もと夫の一連の陳述書に対するジョシー先生の感想はこうでした。
ベンゴ氏はあんな陳述書を提出させるべきではありませんでした
離婚裁判で感情むき出しで相手方を一方的に非難するのはNGです。
裁判官の心証に悪い影響を及ぼす可能性があります。
主張はぼやけるし、読む時間はかかるし、いいことなんて一つもありません。
裁判官が迷惑するだけです。
ベンゴ氏がもと夫のモラハラ陳述書をそのまま提出したのには、色んな理由が考えられます。
- ベンゴ氏の方針
- ベンゴ氏の怠慢
- もと夫の強要 などなど
いずれにしてもベンゴ氏が無能である証のように私には思えます。
まあ、ベンゴ氏のこれまでのやり口からして、モラ陳述書で私に不快な思いをさせたかった、プレッシャーをかけたかった、ってことじゃないですかね。
モラ弁以外の何者でもないですよね。
私の考え
相手方がモラハラ加害者の場合、もと夫のようにモラハラ陳述書を出してくる確率は決して低くないと思います。
モラハラ陳述書を読むとすごく腹が立ちますし、全てに反論したい気持ちに駆られると思います。
でも、まともに付き合ってはいけません。
あなたが得することは一つもありません。
でも、
「何も反論しないのは、もと夫が言ってることが真実だからでは?」
言われっぱなしで放っておくと裁判官にこんな風に思われるかも、という不安が拭えませんよね。
なので、私は自分の陳述書に以下の文を必ず入れるようにしてました。
「ここで言及していない事項について、認める趣旨ではない」
これは婚姻費用審判のときに相談した男性弁護士のアドバイスです。(こちらの記事を参照してください↓)
裁判的に不要だったかもしれませんが、形だけでも否定しておくと落ち着きました。
モラハラ陳述書を読むのは苦痛でしかありません。
でも、モラハラ陳述書は長文なだけに、これまでの主張と食い違うことが書かれていたり、簡単に暴けるウソが書かれていたり、などほころびが出てるかもしれません。
こちらにはとっては有利ですよね。
ストレスは大きいけど、相手のボロを探し出すつもりで読んでやりましょうね。