婚姻費用分担請求⑬あきれる抗告審(2)「学費支払ってます」のウソ 

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こんにちは、ねりきりです。

 

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さらなるウソ発覚

婚姻費用分担請求の審判では、もと夫が婚姻費用の算定式を独自の方法で改変し、相場の半分以下の婚姻費用額を主張しました。

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しかし、裁判所はもと夫のいかさま計算式をまるっと無視。
きちんとした算定式をもとに婚姻費用額が決まりました。

そこから、もと夫が中学と高校に毎月支払っているという学費を差し引いた金額が、月々の支払い額になりました。

しかし。

もと夫の学費負担

なんと、ここにもウソがあったのです。

ポテチの学費といちごの学費

当時、ポテチは公立高校生。
いちごは公立中学生でした。

もと夫の家計収支表学費の欄には、「1万8000円(高校+中学)」と書かれてました。

家計収支表

中学の学費(というか給食費と諸費用)は月4000~5000円くらいです。
ということは、高校の学費は1万3000円くらい。

でもね。
よくよく考えてみたら、当時、すでに公立高校の授業料は無償化されてて、ポテチの学費は無料だったんですよね…。

なぜ、バレた? もと夫のウソ

きっかけは即時抗告

審判のときに、なぜ私がもと夫のウソに気付かなかったというと、別居前は、もと夫が家計の全てを握っていたからです。

ポテチやいちごの学費は、自動引落しでもと夫の口座から引き落とされていました。
検証のしようがなかったし、まさか裁判所に提出された家計収支表にウソがあるなんて想像もしませんでした。

全てが明るみになった理由は、もと夫が即時抗告したからでした。

もう一度、裁判所の判断をあおぐことになったので、せっかくだし、自分が審判で不満に思ってた部分(月々の婚姻費用から学費を差し引かれること)をなんとかできないかと思って、高校と中学に問い合わせてみたのです。

抗告審が新年度をまたぐことになったので、時期的にもちょうど良かったんですよね。
両方の事務室に、学費の引落し口座を変更したいんですが、と聞いてみました。

中学は郵便局で手続きすればOKとのことで、その日のうちにいちごに口座振替依頼用紙を持たせてくれました。

高校の事務室の返事はというと…。

高校の学費無償化

ポテチさんに引落がかかるのは、卒業まであと一回だけです。口座をわざわざ変更しなくてもいいと思うのですが

えっっ、そうなんですか!?
とにかく今の口座から引落されないようにしたいんですが

それなら、現在の口座の残高を減らしておいたらどうでしょう?
残高不足で引落が出来ないので、その後、納入用紙をお渡ししますので、それで納付していただく、という方法です

なるほど。
今の口座にどれだけ残高があるかはわからないですが、交渉してみます!
ありがとうございます!!

弁護士を通して、
「高校の学費が引落しされてしまうので口座残高を減らしておいてほしい」
とお願いすると、もと夫はその通りにしてくれました。
自分のお金を減らさないことには熱心で、ありがたかったです。

もと夫がウソをついた理由

家計収支表を記入するとき、もと夫はおそらく実際の支払い額をきちんと調べず、前年の私の家計簿を元ネタにして書いたのだと思います。

確かに、前年はポテチの高校に1ヶ月あたり1万3000円程度支払ってたんですよ。
諸費用と、修学旅行積立金

でも、修学旅行積立金って、高校3年間ずっと積み立てるわけじゃないし。
そもそも公立高校の修学旅行は、私立より地味なので、積立は1年くらいで終わっていたのです。

もと夫が家計管理をやるようになってからは、4月に諸費用と最後の積立があっただけで、それ以降、高校への支払いは一切ありませんでした。

これは、離婚調停でもと夫が提出した財産資料でも明らかでした。
学費の引落口座の写しで、子ども達の学費の引落し状況が全てわかりました。

もと夫とベンゴ氏の言いわけ

私は、抗告状の答弁書で、こう指摘しました。

もと夫が支払ったという学費にはウソがある。
婚姻費用から控除する金額の変更を求める。

もと夫とベンゴ氏は初め、これに対しては沈黙してました。
(その他の小さな言葉尻の指摘には、やっきになって反論してました)

抗告の決定が出る数週間前に、高校の諸費用を収めた領収書や、中学の引落のお知らせプリント、中学の学費が実際に私の口座から引きとされた出金記録など、確たる証拠が揃ったので、高等裁判所に提出しました。

これに対してもと夫とベンゴ氏はこう反論しました。

「原審申立人(私)は、〇年4月以降は原審申立人(私)が子どもらの学費を支払う旨を主張しており、原審相手方(もと夫)が〇年3月分までの長男(ポテチ)の学費を支払ったことは明らかである。」

意味わかります?

私が4月以降の学費を払うと言ったのだから、3月まではもと夫が払ったということだ、って。
3月も2月も1月も…たとえ1年間支払った実績がなくても、私が「これからは支払います」と言ったら、それまではもと夫が支払ってたことになるんだって。

まか不思議。
こんな意味不明な主張がまかり通るなら、日本はお先真っ暗です。

 

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