こんにちは、ねりきりです。
なんだかクロサワ映画のようなタイトルですが(笑)。
私は、弁護士なしで離婚調停・婚姻費用分担請求審判を乗りこえましたが、離婚訴訟で代理人委任するまでに、もと夫のベンゴ氏を含め、7人の弁護士に会っています。
ここでは、私が出会った弁護士たちについて私が抱いた感想や、弁護士を選ぶ上で私が重視したことなどを書いていきます。
こちらで家族紹介や、離婚体験談の人物紹介をしています。
よろしかったらご覧ください。
私が弁護士相談を利用した時期
私は離婚争議中、以下のようなタイミングで弁護士相談を利用しました。
何かしらことが起こったあとや起こる前に、無料・有料を使い分けて相談しました。
- 第3回離婚調停後→①・②
- 第4回離婚調停後→③
- 第5回離婚調停(不成立で調停終了)後→④
- 婚姻費用分担請求審判前→⑤
- 離婚訴訟の訴状到着後(婚姻費用分担請求審判前)→⑥
- 番外:ベンゴ氏→⑦
※①②という数字は、会った順番に弁護士にふった番号です。(失礼かもですが。汗)
当記事では、①~③まで説明しています。
① 女性弁護士
市の女性センターが主催している「女性のための法律相談」(無料)でお会いしました。
このときの相談内容や、女性弁護士の印象・回答などは、こちらの記事↓に詳しく書いています。
目的
現状打破。
第3回離婚調停で、もと夫が弁護士を立てたことがわかり、子ども達との交流も制限されて、子どもを奪われるかもしれない!という危機的状況でした。
離婚経験のある友人に勧められ、わらにもすがる思いで受けた弁護士相談でしたが、上記記事にも書いた通り、結果はとても満足いくものでした。
感想
弁護士と会うのはこれが初めての経験でした。
そのため、この女性弁護士が私にとっての弁護士の基準値になりました。
私がのちに女性の弁護士(⑥)に代理人委任することになるのは、まぎれもなくこの弁護士の印象がとても良かったからです。
② 男性弁護士
①の相談からそれほど間を開けず、市役所の法律相談(無料→その後、有料相談)でお会いしました。
相談の内容は、こちらの記事↓に詳しく書いています。
目的
ポテチとの同居を円滑に進める方法を知りたい。
第3回離婚調停でベンゴ氏が登場してから、調停委員の態度が明らかにもと夫よりになったため、状況を改善したい。
感想
この弁護士のアドバイスを参考にした結果、ポテチの住居移動は(いちごと比較すると)スムーズにいきました。
第4回調停も下記記事の通り、狙い通りに進めることが出来、満足いく結果になりました。
③ 男性弁護士
①・②の弁護士相談がとても良かったため、次の調停の前にも弁護士相談を受けようと決めていました。
そのため、市役所の法律相談(無料)に、早めに申し込んでいました。
目的
婚姻費用の算定表の見方を教えてもらいたい。
第5回離婚調停の進め方についてアドバイスをもらいたい。
男性弁護士の印象
40代くらいの男性
女性をあなどる傾向のある人物かな、と感じました。
随所に、相談者(私)を見下すような態度が見られました。
「相手が代理人を立ててるんだから、あなたも立てないとダメ」
と、②の弁護士にも同じことを言われましたが、こちらは(弁護士依頼しないなんてバカな奴だ)という蔑みが言葉の節々ににじみ出てましたね。
このときは、「十分、対抗できている」と言ってくれた女性弁護士(①)の言葉を支えにしていたこともあって、
たとえ弁護士に依頼するとしてもあなたには頼まないわ
と思いました。
男性弁護士のアドバイス
私の質問に答えるより、「弁護士に依頼しろ」という説得に多くの時間が割かれたため、大した話はできませんでした。
この弁護士のアドバイスで有用だと思ったのは以下の内容のみでした。
男性弁護士「無料相談を受けてれば間に合うと思ってるかもしれないけど、ここには1年目や2年目の弁護士が来ることもあるんだよ」
男性弁護士「1年目や2年目の弁護士なんて、ハッキリ言って素人と変わらないからね。大したアドバイスはもらえないよ」
男性弁護士「素人が弁護士に勝てると思ってるの?」
実は、思ってるんです
きっぱりと言いました。
無料相談の30分もほぼ終盤というところで、この男性弁護士を見限ったからです。
男性弁護士「は? 何を根拠にそんなこと言ってるの。相手は弁護士だよ」
相手の弁護士は3年目なんです
男性弁護士「…………」
しかも、所属弁護士1人の個人事務所です
男性弁護士「それは…、まあ…確かに2年目も3年目も能力がないことは大して変わらないけど…」
私もそう思います
経験豊富だそうな弁護士が、新人の弁護士は使い物にならないと断言してくれたので、力がみなぎりましたね。
感想
ほとんど相談できなかったので、無料相談で良かったと思いました。
有料でこの内容だったら、「お金を返せ」と言いたくなります。
その上、この弁護士、養育費・婚姻費用算定表について調停委員と同じ間違いをしてました。
算定表を見る時に基準となる収入は、「総収入」か「手取り収入」か。
正解は「総収入」です。
この弁護士に「手取り収入」と教えられたため、私は次の第4回調停~婚姻費用分担請求の陳述書まで、もと夫の手取り年収をもとに算定表から割り出した婚姻費用額を求めていました。
のちの⑤の弁護士に正解を教えられるまで。
もと夫とベンゴ氏が賢明だったら、それで決まってしまっていたかもしれません。
本来より2万円安い金額で。
弁護士である以上は、プロとしてきちんとした仕事をしてほしいと思いました。
人の生活や人生がかかっている職業なのですから。
ベンゴ氏といい、この男性弁護士といい、信用ならない弁護士もいる。
ひとりの弁護士を信じきるのは危険だ、と痛感しました。
その意味では勉強になった弁護士相談でした。