こんにちは、ねりきりです。
婚姻費用分担請求⑦審問前。もと夫のいやがらせと上申書の提出の続きになります。

家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。

婚姻費用分担請求審判の審問がどんなものか、どんな風に進むのか、事前に色々探してみたけれど、当時の私は具体的な情報をほとんど見つけられませんでした。
同じ状況に置かれている方のために、ここでは私が体験した内容を詳しく書いていきたいと思います。
ただし、審問が必ずしもこんなふうだとは限りません。
審問が行われる場所
調停室よりもう少し広めの会議室、という雰囲気の部屋で行われました。
大きな楕円形のテーブルの、上座に裁判官、その横に担当事務官が座り、審問の内容を筆記しています。
裁判官に向かって左側の席に私、向い(裁判官に向かって右)にベンゴ氏が座りました。
私は裁判官の方を向いて話すので、ベンゴ氏と目が合うことはありませんでした。
もと夫の審問の時は、前回記事にも書いた通り、私はテーブル席を外れ、部屋のすみの折り畳み椅子に座らせてもらいました。
審問の進行
審問は申立人→相手方という順番で行われます。
詳しい進行は以下の通りです。
- 申立人に裁判官から質問
- 申立人に相手方(代理人がいる場合は代理人)から質問
- 申立人に申立人の代理人から質問
- 相手方に裁判官から質問
- 相手方に申立人(代理人がいる場合は代理人)から相手方に質問
- 相手方に相手方の代理人から質問
私は代理人を立てていなかったので、3はなし。
5も、前回記事に書いたように辞退したのでありませんでした。
審問の内容
申立人に裁判官から質問
裁判官から私への質問です。
裁判官は非常にきっぱりしていて、冷たい話し方をする女性でした。
情に訴えてもムダ、デタラメは一切通じない、ほんの少しの矛盾も見逃さない空気を醸してました。
私は全てにおいて正直に答えるだけだったので平気でしたが、ウソをついている人間には怖い存在だと思います。
裁判官から私への質問は、以下のようなものでした。
特に4年前のもと夫の浮気について、詳しく聞かれました。
- なぜ別居したのか?
- 1度目、2度目の浮気はどういう経緯で発覚したのか?
- その時、もと夫にはどのようにそれを知らせたのか?
(この辺のことを事細かく聞かれました。私の話に矛盾がないか検証していたのだと思います) - その時、なぜ離婚しなかったか?
- もと夫に家計管理をまかせたきっかけはどういうものか?
- 子ども名義の口座に相続財産を入金したのはいつか?
- なぜ父親からの相続財産を子ども名義の通帳に入れたのか?
(この質問に対する私の回答が裁判官の腑に落ちたようで、何となく「理解された」と感じました。それはこんな回答でした)

もと夫の浮気が見つかったとき、父はすでに入退院を繰り返していました。父は、もと夫が浮気して家族を裏切ったことを知らずに亡くなりました。
それに、父は亡くなる前に「オレのものは全部孫にやってくれ」と言ってました。
父はきっと、父より先に亡くなった姉の子どもたちのことを言っていたのだと思いますが…。
私は遺言のように感じていたので、それを守ったのです。
- ポテチが同居を始めたのはいつか?
いちごが同居を始めたのはいつか? - カバンを切り刻んだことについて、その目的は?
(「切り刻んでいません」とまず答えました。このフレーズ、よっぽど印象に残るんでしょうね。「カバンを切り刻む」なんて出来るわけないのはわかってると思いますが、婚姻費用審判の裁判官も、離婚訴訟の裁判官もこの言葉を使うので、何度も訂正しました) - 仕事はどれくらいしているか?
なぜもっと働かないか?
(この頃は、以前からのパート勤務を続けていました。要介護の母親がいて、病院の付き添いなどで月に何度か通わなければいけないこと、W受験を控えた子ども達に勉強を教えているので忙しい、という話をしました) - 子どもを塾に行かせないのはなぜか?
(家計を助けるため。自分で教えた方が効果があった、という理由もあります) - 家計収支表には塾代が書かれていたが?
(長女の英会話代です) - 長男の部活動代が書かれていたが?
(備品代、部費、合宿費用、遠征の時の交通費などです) - 相手方も家計をしばらく管理していたのだから、いくらかかるかということは把握していますね?
(はい) - 生命保険料、車検代とあるが?
駐車場代はいつ払われたか? - 家計管理をもと夫に渡す前、私は家計をいくら負担していたか?
家計管理をもと夫に渡したあと、月にいくらぐらい負担していたか? - 別居後、もと夫から婚姻費用が支払われたことは?
(ないです)
申立人に相手方(代理人がいる場合は代理人)から質問
ベンゴ氏から私への質問です。
中身のない質問をくどくどと続けられ、うんざりでした。
裁判官も初めを除いて、ベンゴ氏の質問をほとんど聞いていませんでした。

相続財産を自分名義にしなかったのはなぜですか?

夫に1円も渡したくなかったからです
ここで、裁判官が口を挟みました。
裁判官「なぜ一円も渡したくなかったら、子ども名義になるのですか?」
私「自分名義の口座に入れていたら、もし私が死んだときに、半分は相手方のものになってしまいます。法定相続で。全額、子ども達にいくようにしたかったのです」
裁判官「自分のお金を相手方に渡したくなかったということですね」
私「父のお金です」
裁判官「あぁ、失礼。それと先ほどのお父さんの言葉も含めて、ということですね」
私「その通りです」

通帳を全て開示しましたか?

調停委員の指示に従って開示しました

全てですか?

調停委員が共有財産のみ開示してください、とおっしゃったので開示しました

それで全て開示しましたか?

調停委員の指示に従いました

だから全て開示したのですか?

…。この質問に答える義務がありますか、裁判長?
裁判官「ありません」
裁判もののドラマの真似をしたのですが、中身のない質問を繰り返す相手の話を切るには、効果がありました。
裁判官はベンゴ氏の質問をほとんど聞いてなかったので、私に突然聞かれて驚いてました。

プリンタインクについて、そのプリンタを今持っているのは誰ですか?

私です

あなたの車の車検代をもと夫が払うのはおかしいと思いませんか?

思いません。もと夫も家の車として乗っていたので当然だと思います。もと夫自身も家計で払うべきである、と言ってます

電話の権利は誰のものですか?

私です

その休止費用をもと夫が出すのはおかしいと思いませんか?

思いません
むしろ、別居後ものうのうと私の電話の権利を使い続けていたことに、謝罪のひとつくらいあっても良かったと思いますけどね。
ケチな人は自分の支払いにだけ目がいって、そんな考え方はしないんですよね。
以上が、私の審問の内容でした。
もと夫の審問については、次回に続きます。