こんにちは、ねりきりです。
私の裁判はダラダラと長く続いたので、どんな風に書こうかとても悩みます。
ひとまずここでは、私が弁護士を立ててから口頭弁論までのことを書いています。
離婚裁判体験談①もと夫からの誕生日プレゼントは訴状でしたの続きになります。
家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。
代理人委任
もと夫の訴状を受け取ったのは、婚姻費用分担請求の審問直前。
私にとっては最悪のタイミングでした。(おそらく狙われたのでしょうが)
答弁書の提出期限は1ヶ月後。
さらに、その1週間後が第一回口頭弁論期日でした。
(訴状と一緒に、答弁書催告状や期日呼び出し状が入ってました)
その頃の私は、裁判について何も知らず、気持ちだけ焦っている状態。
(なぜって答弁書の作成が間に合わないという理由で、弁護士に断られたっていう体験談を読んだことがあったから)
すぐに弁護士相談を予約しました。
けれど、のちに代理人委任することになる女性弁護士は、
「口頭弁論までまだ時間があるから大丈夫」
と言ってくれて。
おかげで審問には落ち着いた気持ちでのぞめました。
審問が終わってから、私は法律事務所を再び訪れ、女性弁護士と代理人の委任契約を結びました。
もと夫の直接攻撃をブロック
ベンゴ氏はもと夫に、私と直接やりとりさせていましたが、女性弁護士はもちろんそんなことはさせませんでした。
代理人契約を結ぶと、弁護士は相手方(私の場合はベンゴ氏)に受任通知を送ります。
そして、今後の連絡は弁護士にするように、依頼人(私)には直接連絡しないように通告します。
それでも、しばらくの間、もと夫は私に直接メールを送ってきてましたけど。(ホント、ベンゴ氏は…)
私が無視し続けると、ようやくなくなりました。
第一回口頭弁論
原告は、口頭弁論に必ず出席しなければなりません。
被告はあらかじめ答弁書を出しておけば、欠席しても大丈夫です。
被告の都合を考慮せず日程を決められているので、欠席しても仕方がないとみなされるんです。
その後の弁論準備期日も、弁護士が出席するので、本人は欠席しても出席しても、どちらでもかまいません。
女性弁護士によると「出席する人は少数」とのこと。
私も本人尋問まで出席はしませんでした。
裁判の期日は女性弁護士に任せようと思ってたからです。
それに、裁判中はポテチといちごのダブル受験などなどで忙しかったから。
そのための代理人ですからね。
答弁書
女性弁護士が、裁判所に提出したのはこんな答弁書でした。
平成〇年(家〇)第〇号 離婚等請求事件 原 告 ×× ×× 被 告 □□ □□
答 弁 書
平成〇年〇月〇日 △△家庭裁判所 △△支部 御中
代理人住所 電話番号 FAX番号 被告訴訟代理人 弁護士 ◎◎ ◎◎
第1 請求の趣旨に対する答弁 1 原告の請求を棄却する。 2 訴訟費用は原告の負担とする。 との判決を求める。
第2 請求の原因に対する答弁 追って認否の準備書面を提出する。 以 上 |
A4用紙1枚。
ずいぶん簡単な書面ですよね。
答弁書には、以下のことを盛りこむ必要があるそうです。
- 請求の趣旨に対する答弁
- 請求の原因に対する答弁
- 被告(訴えられた側)の主張
1~3まで全て書いた答弁書を、初めに提出しても、もちろんかまいません。(むしろ、そちらの方が期間短縮になっていいのかも…)
でも、私の場合は婚姻費用分担請求を抱えていたし、訴状の到着から答弁書の提出期限までの間に年末年始もはさんでいたし、法律事務所も長期休暇に入るし。
そのため、1と2のみを記載した簡単な答弁書になったのでした。
準備書面とは
第一回口頭弁論が終わって数日後、女性弁護士の事務所に出かけました。
訴状についての私の認否や細かい事情説明をするためです。
それを元に女性弁護士が準備書面を作成し、裁判所に提出するのです。
準備書面も、主張書面のひとつ。
書面・証拠説明書・証拠からなります。
なぜ「準備書面」かというと、第一回口頭弁論のあとに行われるのは、弁論準備期日だからです。
弁論準備とは本人尋問や証人尋問に向けて、あらかじめお互いの主張を出し合って準備するということ。
その準備に使われる書面だから、「準備書面」なんです。
裁判の本番は法廷で行われますが、
弁論準備期日は法廷ではなく、婚姻費用審問で使われたような小さめの会議室みたいな部屋で行われます。
弁論準備期日は口頭弁論のオマケなの?って感じてしまいますが、民事裁判はこの準備書面のやり取りこそがメインです。
私の感想
弁護士のおかげで楽させてもらえました。
この頃は婚姻費用分担請求と裁判が同時進行。
私は私で、第1回口頭弁論の前日が婚姻費用分担請求の審判終結日だったりしたため、バタバタで。
女性弁護士に書面を作成してもらいながら、自分ももと夫への反論書面を書いているという状況。
体中に湿疹が出てひどい状態だったんですよ。
裁判も自分でやっていたら、精神的にも肉体的にもボロボロになってたと思います。
弁護士を雇う価値はここにあるのですが…。
やっぱり高いんですよね〜。(泣)