婚姻費用分担請求⑨審問(2)もと夫への質問

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こんにちは、ねりきりです。

 

婚姻費用分担請求⑧審問(1)私への質問の続きになります。

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審問の内容

私の審問の間、待合室でひとり待たされていたもと夫。
審問を終えて、私が部屋のすみに移動したあと、入室してきました。

私はこの時、全くもと夫の姿を見なかったので、どんな様子だったかはわかりませんが、声の雰囲気ではずいぶん緊張していたようでした。

裁判官から相手方に質問

裁判官からもと夫への質問です。

私と比べて質問数が少なく、すぐ終わった印象でした。
4年前の浮気について、私は事細かに聞かれましたが、もと夫に対してはあっさりしたものでした。

  • 不貞行為について。
    (もと夫は離婚調停からこれまで、浮気を否定していませんでした。
    しかし、今回はっきり「不貞をしたことはない」と言い切りました。
    ただし、「女性と食事に行ったことは認める」「観覧車に乗ったことも認める」
    「親しい関係ではあったが、食事に行ったのは2、3度のことで長い付き合いではない」と言いました。それに対して、裁判官は…)

    裁判官「食事に行く前に、そのことを申立人(私)に説明したことはありますか」

    それはありません

    裁判官「〇〇年〇月に、女性とメールのやりとりをしましたか?」

    はい、しました

    もと夫はさらに話したい様子でしたが、裁判官は切り上げ、さっさと次の質問に移りました。

    ※もと夫が審問で浮気を否定しながら、女性と食事に行ったこと、観覧車に乗ったこと、メールのやりとりをしたことを認めたのは、私が証拠を持っている、と思っていたからです。
     実は、4年前の浮気発覚時、私はもと夫の告白メールを始め、数々の証拠を持ってました。でも、子ども達が大人になるまで離婚はしないと決めていたので、証拠の管理が甘くなってしまってました。浮気には時効があるから、離婚する頃には無効になってるだろうし、って。
     しかし、もと夫は4年間、家中を探し回って、私が持ってた証拠をつぶして回ったみたいです。だから、今回、浮気を否定したんでしょう。
    それを察していたので、私は同居中から、ほかにも保管している証拠があるように見せかけてました。(肝心要の一部は手元に残していたし)

     もと夫はまんまとそれに引っかかり、浮気は否定したものの、一連の事実は認めるという矛盾した供述をしてくれたのでした。

  • 家計管理について

    自分が「管理させてください」と言い、妻が「お願いします」と言って渡したもの。
    領収書を見せろ、などと言ったことはない。
    妻に請求されたお金は、全額支払っている。

  • 私の相続金について

    子ども名義の通帳にある金は子どものものであって、妻の金ではありません

    裁判官「でも、それは申立人(私)が相続したお金ですよね」

    ……

    ※たとえ子ども名義であっても、原資(お金の出所)が何かということで、所有者は変わります。持ち家の名義が夫ひとりでも、夫婦の共有財産になるのと同じです。
     もと夫がこんな当たり前のことがわかっていないことに、裁判官はあきれていたようでした。
     親からの相続金は、特有財産です。それくらい弁護士が教えなさいよ、と裁判官も私と同じ気持ちだったんじゃないでしょうか。

  • 現在の健康と収入について

    うつ病といわれている。記憶障害もある。そのため、降格された。月収はほとんど変わらないが、賞与額は下がった。

    ※訴状に精神科の診断書が証拠として出されてましたが。
    ツッコみどころ満載でした。

  • 生活費

    家計を預かってから別居時まで毎月支払っている。

    ※まるで、生活費を出していたかのような口ぶりですが、実際は、私が立て替え払いしたものの返金です。

  • 清算金について

    婚姻費用の前渡し金です

相手方に相手方代理人から質問

ベンゴ氏からもと夫への質問です。

離婚裁判のときも思いましたが、これって茶番ですよね。
味方同士、あらかじめ決めた台本通りのやりとりをしてるんだから…。

ベンゴ氏
ベンゴ氏

妻からは食費はいくら、というメールをもらっていたのですね?

はい

ベンゴ氏
ベンゴ氏

別居するにあたって、から理由についての説明を聞きましたか?

からは聞いていません

※離婚調停は調停委員を介して話しますからね。

ベンゴ氏
ベンゴ氏

別居前に妻の保険料を払ってますが、実際に保険会社に支払われたのはいつですか?

妻が通帳開示していないのでわかりません

ベンゴ氏
ベンゴ氏

妻の携帯電話代を出してますよね?

別居以降も支払ってます

ベンゴ氏
ベンゴ氏

先月、がん保険の保険料も支払ってますね。

※これは初耳でしたが、がん保険は家族契約だったので、もと夫のと一緒に私の分も引落されたようでした。契約者はもと夫だし、私には支払いの通知などは届かないので知りようもありません。
 支払いたくなかったら解約すれば良かったのに、それを怠っておいて、あとから請求されても、と思いました。

妻から家計を引き継いだので、これからもどんな引落があるかわかりません…

もと夫がくどくどと言いつのろうとしたところで、裁判官に「もう結構です」と話を切られてました。

私の感想

審問は、もと夫とベンゴ氏が、私の主張書面を受け取ってすぐに行われました。
なので、対策を講じる時間はほとんどなかったと思います。
それにしたって、もと夫の供述は矛盾だらけでした。

裁判官は私に共感してくれた一方で、もと夫には冷淡だったように感じました。

審問室を出たあと、担当書記官に今後のことを説明されているときに、裁判官が通り過ぎました。
「ありがとうございました」
深々とお辞儀しましたが、裁判官はクールに行ってしまいましたけどね。

 

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