こんにちは、ねりきりです。
証拠調べ(本人尋問)当日。いよいよ本番開始です。
【離婚裁判体験談】本人尋問(2)尋問当日の進み方・所要時間・服装と持ち物の続きです。

家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。

法廷内部
法廷のドアを開けると傍聴席の後ろに出ました。
座席の間を通り木製の柵についた戸から中央部に出ると、何とも言えない気持ちになりました。

あぁ、私はこっち側の世界の人間なんだなあ…
「こっち側」っていうのは裁判関係者ってことで。
裁判関係者じゃない一般人は柵のこちら側には入れませんから。

私は本来はあっち側の人間なのに…
もと夫のせいでこんなところまで引っ張り出された感が高まりました。
木製の柵が見た目以上に高く思えました。
法廷の配置
裁判官に向かって右側が被告席、左側が原告席です。
私とジョシー先生はもと夫に訴えられた「被告」なので右側の席、もと夫とベンゴ氏は左側の席につきました。
証言台をはさんでちょうど向かい合う形になるので「げぇ」となりましたが、もと夫がずっとそっぽを向いてくれていたので、私はじっくり彼を観察できましたw

見覚えのあるスーツ着てるな。顔色わる
傍聴席には知らないおじさんが座ってました。傍聴マニアの方ですかね。
私ともと夫の裁判はつまらなかったようで途中で出ていき、傍聴人は誰もいなくなりました。(何せ長かったからね~)
開廷時間になると、裁判官と書記官がやってきました。
ジョシー先生が立ち上がったので、私も真似をして一礼。
奥の裁判官席に裁判官が、裁判官の前の席に書記官が座りました。
裁判官は40~50代くらいの男性、書記官は20代後半~30代くらいのメガネの男性でした。

マジメでお堅そう…
裁判官も書記官も完全なる無表情。
調停のときにお世話になった優しい女性書記官が懐かしく思い出されました。
書記官がボイスレコーダーをセットし、いよいよ本人尋問の始まりです。
宣誓
裁判官に促され、証言台の前にもと夫と並んで(!)立ちました。
裁判官が出頭カード(さっき廊下で書かされたやつです)をもとにまずもと夫から住所、氏名などを確認(原告が先ということでしょう)。

まちがいありません
約2年ぶりに聞くもと夫の声は変に上ずってました。
次に私も同じ確認をされ、同じように答えます。
その後、裁判官が宣誓の趣旨を説明、尋問でウソをついた場合には10万円以下の過料(罰金)が…と注意があり、先ほど署名捺印した宣誓書の文↓を読み上げさせられました
。
なななんと、もと夫と一緒にです!
良心に従って真実を述べ、
何事も隠さず、
偽りを述べないことを
誓います。
反射的に結婚披露宴のケーキカットを思い出しました。
「夫婦初めての共同作業です!」
高らかな司会者の声とともにナイフを下す作業が
「夫婦最後の共同作業です!」
宣誓文読み上げに様変わり。
なんの拷問でしょうか?
たどたどしいもと夫を放っておいて、私は黙々と文章を読み上げました。
全ての漢字にふりがながふってあるのに、なんでつっかえるんだか。
それとも、これも演出?
もと夫が何をしても悪意があるように思えてしまいました。