こんにちは、ねりきりです。
弁護士なし離婚調停⑥第3回期日 ピンチ!?相手方弁護士登場の続きです。

甘かった
第3回離婚調停で、もと夫は和解せず、離婚協議を始めると宣言しました。
元々、私はそのつもりで離婚調停を申し立てたので、なにも問題はありません。
しかし、これまでの私のやり方がまずかったおかげで、ピンチに陥りました。

子ども達を取られてしまう
月に1度しか会えなくなるかもしれない
それもこれも私の浅はかさが原因です。
もと夫は絶対に弁護士は立てないと思い込んでいました。
だってとてもケチだから。
弁護士費用を払うくらいなら、裁判だって自分でやるのではないかとすら思ってたんです。
しかしもと夫にすれば、このままでは私に全て奪われてしまう、という危機感があったのでしょう。
もと夫の弁護士は私の甘さを突き、調停委員にウケのいい正論で私を追い詰めました。

なんてバカだったんだろう
私は、何度も自分を責めました。
もと夫の狙い
もと夫と弁護士の狙いを考えました。

出来るだけお金を払いたくない
結局、もと夫はこれに尽きると思います。ケチだから。
私が想像した、彼らの筋書はこうでした。
もと夫側の筋書
もと夫が子どもの監護を続ける
↓
もと夫が子ども達の親権者となる
監護とは子どもの面倒を見ることです。
裁判所は子の福祉(利益)のため、親権については現状を優先します。
ほとんどの場合、共に暮らし、監護している人を親権者に指定するのです。
これまで子ども達の監護は、私がほとんど一人で担ってきました。
本来なら、親権は確実に私のものだったはずです。
しかし、その私が自ら子どもを置いて家を出た。
そしてもと夫が子供の監護者になった。(一見ね)

これはラッキーですよ
相手方弁護士のベンゴ氏は言ったのでしょう。
「このままお子さんたちと暮らし続ければ、親権はあなたのものです。そうすれば養育費を払わなくてすむ。婚姻費用どころか、あなたが奥さんに養育費を請求できますよ」
「ただし、子ども達と奥さんの面会交流を完全にやめさせたら、裁判所はいい印象を持ちません」
「奥さんに世話をさせてもいいですが、あなたの方が奥さんより長く子供の世話をするようにしてくださいね」
実際、子どもが毎日私のところに食事に来たいと言っても、元夫は許しませんでした。
「週2日か3日程度にしてください」
変なこだわりで、子どもをイラつかせました。
子の親権者指定の原則
子どもの親権者を指定するとき、裁判所がもっとも大切にするのは「子の福祉(利益)」です。
そのため、裁判所は子どもの親権者を決めるとき、以下の4つを尊重するようです。
もと夫とベンゴ氏は①を狙ったのでしょう。
私が週3、もと夫が週4で子どもの世話をすることが、どれだけ親権に関わるのかはわかりませんが。
弁護士相談の予約
友人に相談
もと夫の狙いは子ども達の親権。
そのために私と子ども達を引き裂こうとしている。
確信しましたが、それをくつがえす案は全く浮かびませんでした。
調停でいろんな約束をさせられ、子どもとの時間を制限されて…。
なんて私はバカだったんだろう。
自分を責めすぎて精神的に落ち込みました。
一人で考え続けていたら病気になってしまいそうで。
離婚経験のある友人と、久しぶりに連絡を取ったのでした。
彼女は私ともと夫が出会った会社の同期。もと夫のことも知っています。
さらに彼女も私と同じく同期同士で職場結婚して、数年後に離婚していたのです。
友人の助言
友人にメールを送ったのは数年ぶりでした。
年賀状のやりとりは続けていたけれど、「また会おうね」と書きながら、なかなか会えず。
返事がくるか不安なくらいだったのですが…。
友人は思いのほか早く返信をくれました。
暗い気持ちに、一筋の光が差したのを今でも覚えています。
友人はすでに新たなパートナーと人生を歩んでいます。
離婚したとき、彼女も初めにレオパレスに住んだと聞いて盛り上がり…。
友人は、私から一通り事情を聞いてとても怒りました。
友人「もと夫くん、そんなことしたの!? 情けないね」
友人「まずは弁護士に相談した方がいいよ。市役所で無料弁護士相談やってない? 私も利用したよ」
私「やってるけど、なかなか予約が取れないの(泣)」
友人「もういっぺん電話してみよう。絶対プロに相談した方がいいから!」
市の無料弁護士相談へ
友人に背中を押されて、市の無料弁護士相談に電話しました。
当時、私が住んでいた市は「女性のための弁護士相談」と誰でも相談できる「弁護士相談」、二つの無料相談会をやっていました。
役所に問い合わせると、両方に予約してかまわない、とのことだったので、予約をお願いしました。
するとなんと、女性弁護士相談は10日後、その一週間後に普通の弁護士相談の予約が取れたのです!
前に予約しようとしたときは、一ヶ月以上先でないと無理と言われたのに。

運が向いてきたのかもしれない
気持ちが弾みました。
実際、ここから私の反撃が始まります。
間違いなく、友人が私の運命を変えてくれたのでした。