こんにちは、ねりきりです。
第2回弁論準備期日から約2ヶ月。
反訴を申立てました。
離婚裁判体験談⑥もと夫は和解を拒否 反訴を求められましたの続きになります。

家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。

反訴申立て
ジョシー先生に話を聞き、熟考した結果、反訴を申し立てることになりました。
相手から売られたケンカに対し、新たに果たし状を叩きつけた、ってところでしょうか。
無念…でしたが仕方ないです。
反訴にかかった費用
私がジョシー先生に支払った弁護士費用については、また別記事でまとめてお話ししたいと思ってます。
というか、実はきちんと計算したことがないんです。
相当な費用がかかったことは間違いないのですが、あらためて金額を目の当たりにすると、もと夫への憎しみが再燃しそうで。汗
でも、弁護士費用について参考にされたい方はとても多いと思うので(私も知りたかったし)、必ず記事にしたいと思ってます。
で、反訴にかかった費用のみ、弁護士への振り込み記録を調べたところ。
約30,000円
でした。
内訳は、
- 印紙代
- 郵券代金
つまり実費です。
なんと反訴の着手金は0円でした!
反訴の着手金はまちまち
反訴の着手金が0円だったからって、ジョシー先生の法律事務所が格安だったとは思いません。
実際、私の支払総額は大したものだったから(細かい計算はできてないけど。汗)。
体験談を読んだり調べたりした限り、反訴の着手金や成功報酬は、離婚訴訟と同額だったり半額だったりという場合もあれば、ジョシー先生のように無料の場合もあるようです。
初めの契約や訴訟の内容次第・弁護士次第のようなので、委任している弁護士に詳しく聞いてみるのが安全です。
(私はなんだか聞き辛くて「お金がかかる…」と悩んでる時間が長かったんですよ…)
ちなみにもと夫のベンゴ氏のHPの料金表を見た限り、相談料や着手金は超格安、成功報酬は相場より高く設定されてました。
反訴された場合、もと夫がいくら支払ったのかは不明です。(まあ、着手金を満額支払っていたとしても超格安です)
実は私、もと夫が私の有責をでっち上げて高い慰謝料を請求してきたのは、成功報酬を吊り上げようとするベンゴ氏の画策なのでは…と疑ったりもしてました。
わざと反訴で私に高額の慰謝料請求をさせて、慰謝料0円の判決が出たら、経済的利益が出たからと、もと夫から高額の成功報酬をふんだくるつもりでは…、と。(詳しくは「慰謝料550万円について」へ)
実際のところはわかりませんけどね。
反訴状の内容
反訴請求の趣旨
もと夫が申し立てた本訴に対して、私が申し立てたのが反訴です。
原告=反訴被告=もと夫、被告=反訴原告=私になります。ややこしいですね。汗
- 反訴原告と反訴被告とを離婚する
- 反訴原告と反訴被告間の長男ポテチ(平成〇年〇月〇日生)及び長女いちご(平成△年△月△日生)の親権者を反訴原告と定める。
- 反訴被告は、反訴原告に対し、養育費として、本件離婚訴訟確定の日の翌月から、長男および長女が高等教育機関を卒業する日が属する月まで、毎月末日限り1人あたり月額金〇万円を支払え。
- 反訴被告は、反訴原告に対し、財産分与として相当額を支払え。
- 反訴被告は、反訴原告に対し、慰謝料として550万円を支払え。
- 原告と被告の間の別紙記載の情報に係る年金分割についての請求すべき按分割合を0.5と定める。
- 訴訟費用は反訴被告の負担とする。
との判決を求める。
もと夫の提起に対して、3・4・6が新たに加わりました。
養育費について
このときは裁判所の養育費算定表に沿った金額を記入してました。
裁判所|養育費・婚姻費用算定表
しかし、日本弁護士会が新算定表を発表したため、のちにそれを元にした養育費を請求しました。
日本弁護士会|新算定表
認められる可能性は低いとジョシー先生には言われてましたが、シングルマザーの貧困について問題提起するために、とお願いしました。
こんな不毛な裁判、世の中のためになるとか、知らない世界をのぞいてやろうとか、色んな動機づけを作らなければ、モチベーションが保てなかったからです。
が、やはり、私の離婚裁判で新算定表の使用はされませんでした。(それなりの成果はあったんですけどね)
今月23日に最高裁判所が発表するという新算定表に期待しています。

慰謝料550万円について
ジョシー先生は初め660万円(慰謝料600万+弁護士費用60万)で反訴状案を作ってくれてました。
もと夫の請求額が約600万円だったので微増です。
通常は、本訴で請求された金額より高く設定にすることが多いんですかね。
しかし、私は、

慰謝料を請求したところで、どうせもらえないですよね。
キリのいいところで500万円でいいんじゃないでしょうか
と減額してもらいました。
慰謝料の額を上げることは、ベンゴ氏に以下のような利益をもたらすことになるんじゃないかと思ってたからだったりします。
私が1000万円の慰謝料を請求したとして、慰謝料0円の判決が出れば、もと夫は1000万円の経済的利益を受けたことになる(1000万円払わずに済んだってことで)。
ベンゴ氏は150万円程度の成功報酬をもと夫に請求することになる。
私が500万円の慰謝料を請求した場合は、成功報酬は75万円程度になる。
間の抜けた素人考えかもしれませんけどね~。
それだけ、ベンゴ氏が嫌いだった、ってことです。
もと夫のお金が減れば、養育費をきちんと払ってもらえる確率が下がるかも、だしね。
もと夫の利益になるよう動いてあげたわけで、感謝しろよ、と思いましたが、実際どうなったかはわかりません。
なぜ私が慰謝料を550万円にしたか、なんて一切考えてないでしょうね、もと夫は。
年金分割について
サラリーマンの夫に扶養されている主婦は、国民年金の第3号被保険者という扱いになります。(私もそうでした)
以前は、離婚すると夫は厚生年金をもらえますが、妻は少額の国民年金のみとなり、格差が生じてました。
それを是正しようと2007年に厚生年金保険法が改正され、離婚したときに夫の年金の一部を妻が受け取れるようになりました。
このため、2008年4月以降の保険料は、妻が届ければ自動的に分割されます。
しかし、それ以前のものについては夫の合意が必要です。
つまり2008年4月以前に第3号被保険者だった期間がある人(私も含めて)は、離婚するときに夫に年金分割の合意をもらわなければなりません。
そのための訴えです。
長くなったので反訴請求の原因(離婚に関する私の主張です)については、また次回に。