こんにちは、ねりきりです。
2020年4月から全国的に私立高校の授業料無償化が始まりました。
とはいえ、高校に納める費用は授業料だけではありません。
私立高校なら入学金や修学旅行費用などは公立よりも高額だろうと不安のある方もおられると思います。
そこで歴25年の私の家計簿から、私立高校を卒業した娘の実例を書いていきたいと思います。
自治体や学校によって違いはあると思いますが、一つの例として参考にしていただけたら幸いです。
こちらも併せてお読みくださいませ。↓
私立高校の授業料無償化制度が拡充しています
2020年4月から私立高校の授業料無償化が始まりました。
これにより、一定の所得要件(モデルケースだと世帯年収590万円以下)を満たす生徒に最大年39万6,000円が支給されます。
これまで私立高校の授業料負担がネックで公立高校を志望していた生徒にも選択肢が増えたのではないかと思います。
私立高校3年間の学校への支払い
以下は、娘の学校に納入した金額の一覧表です。
支払時期 | 費目 | 金額 | 備考 | |
高1 | 入学時 | 入学金 | 200,000 | |
高校指定靴 | 5,000 | |||
高校体操服 | 22,000 | 体育用の靴2足が含まれます | ||
制服 | 80,000 | |||
教科書 | 23,000 | |||
入学時小計 | 330,000 | |||
5月 | 制服夏服 | 22,000 | ||
学費 | 460,000 | 授業料,教材費,修学旅行積立金,PTA会費,合宿費,空調使用料などなど | ||
5月小計 | 482,000 | |||
9月 | 学費 | 145,000 | ||
1月 | 返金 | -138,000 | ||
返金 | -160,000 | |||
3月 | 返金 | -65,000 | ||
高1合計 | 594,000 | |||
高2 | 4月 | 教科書代 | 20,000 | |
5月 | 学費 | 110,000 | ||
1月 | 返金 | -33,000 | ||
3月 | 返金 | -130,000 | ||
高2合計 | -33,000 | |||
高3 | 4月 | 教科書代 | 6,000 | |
5月 | 学費 | 150,000 | ||
1月 | 返金 | -138,000 | ||
3月 | 返金 | -52,000 | ||
高3合計 | -34,000 | |||
¥527,000 |
わかってもらえるかな?
一応説明すると以下の通りです。
高校入学時にかかった費用は 33万円
(ちなみに私立高校の受験料は約2万円でした)
1年生の5月に学費と夏服の支払いで 48万2,000円
9月の学費支払いが14万5,000円(ここまでの支払いがかなり多いですね。汗)
その後返金されて、最終的な支払い金額は59万4,000円となっています。
2年生、3年生の支払いは授業料無償化などの支援金と相殺されて、いずれもマイナス3万円程度となりました。
3年間のトータルは52万7,000円でした。
私立の学費支払について
私が住む自治体は全国に先駆けて私立高校の授業料無償化を行っていました。
さらに、我が家は非課税世帯だったため奨学のための給付金も受けることができました。
娘の高校では学費の支払いが1、2、3学期の年3回払いでした。
1年生の学費には修学旅行積立金も含まれていて負担が大きいため注意が必要です。
お住まいの地域によっては独自の支援策を行っていることがありますので、自治体のホームページなどで調べてくださいね。
入学時の支払いについて
制服代は、やはり公立高校より高額でした。
靴もカバンも靴下も全て指定のものを揃えなければなりませんでした。
修学旅行積立金について
修学旅行積立金は高1で支払う学費に10万円ずつ含まれていて、合計30万円でした。
いちごの高校の場合、修学旅行先は数種類あって、国内を選んだ場合は10万円返金される仕組みでした。
ちなみにいちごはヨーロッパを選んだので、残念ながら返金はなしでした。
その他の支出
学校に納入する費用以外で、高校生の支出として考えておくべきものが通学費(定期・自転車代など)、部活動費、塾・予備校代などです。
個人差が大きいものですが、我が家の例を書いていくと…
通学費
いちごの高校は自宅から電車で一本のところでした。
定期代は3カ月で1万円くらい。
ポテチよりずいぶん格安! 助かりました~
部活動費
いちごは文系の部活だったため全くお金がかからず。ありがたや~
実はいちごは
帰宅部でいい
と言っていたのですが、私が勧めたんですよ。
幽霊部員でもいいから何かしら所属しておいた方がいいよ
部活の活動歴があった方が指定校推薦に有利だから。
結果、いちごは文化祭にちょろっと作品を出すくらいの幽霊部員として三年間を過ごしましたw
塾、予備校、受験料
いちごは中学生の頃から完全自宅学習でした。
高校では年数千円の補講授業があったので、それを積極的に利用。
学年が進むにつれて補講授業の内容も豊富になり、英検対策もしてもらえたりでとてもありがたかったです。
国公立大や難関私大を受験した生徒たちには補講授業のほか塾を利用している子もいたようですが、公立高校よりも私立の方が生徒の学習環境が充実していたことは間違いありません。
いちごは夏に指定校推薦の校内選考に受かったため(↓)、受験費用もほとんどかからずでした。ありがたや~
ちなみに指定校推薦の大学の受験料は3万5,000円でした。
私大の一般的な受験料ですね。
私の考え
兄は公立高校、妹は私立高校(ちなみに私は公立でしたw)、両方を経験してあらためて比較してみると…
学校にもよると思いますが、公立高校(特に進学校)は生徒の自主性を重んじる傾向です。
努力する生徒には先生方も応えてくれると思いますが、サボっている生徒を管理してまで引き上げようとしてはくれません。
その分、自由度が高いです。
補講授業などもありますが、私立の充実度と比較するとかなり見劣りします。
受験のために塾・予備校にいく子がほとんどだったと思います。
一方、私立高校はこれまた学校によるのでしょうが、厳しく生徒管理されていました。
遅刻したらペナルティがあり、模試の成績が悪いとコースを落とされます。
難関大の一般入試を目指す上位コースでは、早朝の補講に必ず出席しなければならず、授業は7時間でした。
縛られたくない子どもには苦痛でしょうし、縛られなければ勉強できない子どもの親にとってはありがたいですよねw
いちごもこの環境のおかげで成績を伸ばすことができました。
入試の成績が良ければ入学金や授業料が免除になる特待生制度もあったりします。
私立高校無償化が始まり、親が低収入でも私立に通える環境が整っています。
自立心が高く自分で勉強できる子どもには公立高校、勉強するためによい環境を求めたい子どもには私立高校がおススメです。
将来の大学受験まで見据えて、悔いのない志望校選びをしてくださいね。
いちごもスタディサプリを利用してました♬
スタディサプリは映像授業やテキストの質がよいのでおススメです。