こんにちは、ねりきりです。
GW終盤、この時期になると周りのお母さんたちに繰り返し伝えている、ねりきり流子どもを勉強に向かわせた方法のお話です。
子どものやる気を引き出すチャンス到来! 初めての定期テスト
GWもいよいよ終わり。
3学期制の中学では5月中、2学期制の学校では6月頃に定期テストがあるのではないでしょうか?

中学一年生にとっては初めての定期テストになりますよね
子どもの家庭学習や受験勉強を担ってきた母として、どうしてもお伝えしたいことがありまして。
大人ならわかっていることですが、小学校と中学校のテストは全くの別物ですよね。
- テスト範囲が発表される
- テスト期間が設けられている
生徒は良い点を取るために勉強しなければなりません。
小学生の頃は大して勉強せずともそれなりの点数を取れていた子どもでも、中学では大半の生徒が勉強しなければ高得点を取れません。
そして中学の勉強は学年が進むほど難しくなっていきます。

学習習慣があるかないかで中学の成績は、最終的に天と地ほども変わってしまうんです
そして学習を継続できるかどうかは子どものやる気にかかってきます。
やる気を引き上げるよい機会になるのが、この初めての定期テストなんです。
初めての定期テストで高得点を取ろう
中学に入って初めてのテストは、たいていの場合において、中学3年間の定期テストのうち最も点数を取りやすいテストです。
英語の問題はアルファベットとか単語とか簡単な定型文くらいだし。
数学の単元は「式と計算」。プラスやマイナスが付くけれど、基本は足し算や引き算の計算です。
国語・理科・社会はほとんど授業が進んでいないので暗記事項はそれほど多くありません。
小学校できちんと勉強してきた子なら400点以上取るのはそんなに難しくありません。
「勉強すれば高得点が取れる」
「勉強したことが報われる」
これが一番たやすく実現できるテストなんです。

まずはここで高得点を取って気持ちを上げることが大切です!
目標を設定しよう
この際モノで釣ってもいいので(今回だけはねw)目標を設定してあげましょう。
コツは実力よりほんの少し高い目標を掲げること。
努力しなければ取れない点数にすることです。
参考までに我が家の場合、ポテチは475点、いちごは450点が目標でした。

小学生の頃のポテチの成績は「私立中受組にひけを取らない」、いちごは「ど真ん中」と担任の先生から言われてました。
そこからの目標設定です。
結果はポテチ473点。
いちご451点。

いい線いってましたねw
ポテチは、理科の記号問題を日本語で答えてしまい6点減点されたのが響きました。
ちなみにいちごと一緒に勉強を教えていたお友達は430点でした。
(この点差はいちごが英会話を習っていたからです。2人に能力差はほとんどありませんでした)
最初のテストでは勉強の仕方を学ぶことが大切。
そして
そんな経験をお子さんにさせてあげてほしいのです。
正念場は次のテストでやってくる
中学生がやる気を保てるかどうかの正念場は次のテストになります。
多くの生徒がここで点数を落とす
中学の授業はどんどん進んでいくし、内容も少しずつ濃くなります。
そのため1回目から2回目のテストにかけて難易度はガクッと上がります。

40点~50点…下手したら100点以上点数を落とし、ここでやる気をなくしてしまう生徒も多いです
なので、この時の親のフォローがとても大切です。
ちなみに私、息子の時に中学から配布された度数分布表で統計を取ってみたのですが…
中学の定期テストで400点以上を取った子の割合は
中1 1学期期末 25%くらい
それ以降はテストの内容によって15%前後で推移
つまり…
最初のテストでは半数近くの子が400点以上取れる。
↓
次のテストではそのうち半分近くの生徒が脱落。
↓
その次のテストでは初めの3分の1くらいまで減る。
なので、たとえお子さんの点数が下がっても叱らず

ほとんどの皆が落ちてるよ。次頑張ろう!
と励ましましょう。
塾に成績が落ちた!とクレームを入れる人がたまにいるのですが、それもやめてね。
テストの点数しか見てないってことですよ。(大事なのは内容と度数分布です)
目先の点数に囚われず、お子さんがやる気をなくさないようにすることが大事です。
ここで良い点数を取れたお子さんは、もちろん思い切り褒めてあげてくださいね。
点数の下げ幅をできるだけ少なくしよう
ここで400点前後の得点をキープして

オレってかしこいかも
と子どもがプライドを持ってくれたらしめたものです。
(絶対400点以下は取りたくない)
とか
(350点以下はいや)
とか
(300点なんてあり得ない)
とか。
自分で線引き出来た子は

勉強しなさい!!
と親に言われなくても自分から勉強するようになります。
「オレ頭悪いし♪」
開き直ってしまい、成績が下げ止まらない子を何人も見てきました。
それだけは絶対に阻止してくださいね。汗
よい結果が出せなかったお子さんは夏休み中に復習に取り組みましょう。

中学校の勉強の範囲は狭いので、まだまだ挽回は可能ですよ
勉強のやり方は大人がアドバイスしてあげよう
先日、公立トップ校に進学した生徒と話す機会があったのですが、
「私、中学の時に勉強の仕方を間違えてた。今になって気づいた!汗」
と。
とにかく闇雲に問題集を解いていたのだそうです。
めちゃくちゃ効率の悪いことをやっていたと反省したそうな。
彼女は力技で合格を勝ち取ることができましたが、トップレベルの生徒でも正しい勉強法がわかってないんだなあ…と驚きました。

勉強のやり方がわからないお子さんは多いです。
大人が適切にアドバイスしてあげてくださいね。
定期テストの勉強の進め方
①提出物を進めながら問題演習
この時に、自分が理解している問題、理解できていない問題を仕分ける
②問題演習
①で理解できていなかった問題を、解答の解説や教科書の説明などを読んだり先生に質問するなどして理解。
全ての問題を自力で解けるようになるまで何度も繰り返す
③模擬テスト
塾でテスト会などをやってくれたらよいのですが、市販の問題集などを利用して自宅で時間を計り、なんちゃって模擬テストするのもおススメです。

本番でやりがちなミスが前もってわかるし、その時点での実力が数値化されて明らかになるので勉強に実が入りますよ
④再び問題演習
③で不正解だった問題を含め、テスト本番までに「自力でできない問題はない」を目指しましょう。
テスト期間中、解くべき問題の優先順位は…
- 白プリなど学校で配られたプリント類
- 補助教材として学校で配布されているドリル類。(最低でもテスト範囲を3回は繰り返しましょう)
- 1・2がない場合は市販の教材を購入しましょう。
おすすめは教科書ワークシリーズです。(こういうの↓ 教科書の発行元に気をつけてね)

勉強のやり方を身に着けた子は強いです。
それまではパパママも一緒に頑張ってあげてくださいね!