うがい薬が子どもを不安症から救ってくれたお話

Mari KanezakiによるPixabayからの画像 子育て
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こんにちは、ねりきりです。

ちまたでうがい薬が話題ですね。
それでふと、娘いちごが小学生の頃のことを思い出しました。

家族やブログに出てくる人物の紹介はこちらです。

人物紹介
こんにちは、ねりきりです。 当ブログに時々出てくる登場人物達のご紹介です。 家族 ねりきり 管理人 …
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不安障害一歩手前? 娘は意外に繊細でした

娘いちごは自他ともに認めるサバサバっ子です。
あまり動じることがなく、友のためには先生にも意見しちゃう。
裏表がなくサッパリした性格で、くよくよ考え込んだりしないタイプ。

しかし。

おそらく本人も気づいてないと思うのですが、実はとても繊細なところがあって。

私が対応を間違えたら不安障害になってしまうかもしれない

危機的状況だと感じた瞬間が、小学生の頃は何度かあったのです。

例えば…

髪の毛が抜ける事件

お母さん、髪の毛がいっぱい抜ける~。どうしよ~

ある日突然、いちごに泣きつかれたことがありました。
何度も何度も髪を引っ張っては、「抜けた」「また抜けた~」と泣いています。

実は思い当たる節があって。

娘が長時間ゴロゴロしていた場所の掃除をした時、

もう!こんなにいっぱい髪の毛が落ちてる!!

プリプリ怒りすぎてしまったんです。

それを聞きつけたいちごが不安を感じてしまったみたい。
このまま放置してしまったら不安感に囚われてしまうかも。

ヤバい状況だと感じた私は、

そりゃそんなに引っ張ればお母さんだって髪が抜けるよ~。笑
あのね、人は一日に100本以上髪が抜けるんだよ。
ここに落ちてる髪の毛の数、100本もないでしょ。抜けて当たり前なんだよ。
みんな毎日いっぱい髪が抜けて、新しく生えてくるんだよ

たとえ理解できなくてもきちんと説明すると子どもは安心するみたいで。

笑って、それが普通だよ~と安心させて事なきを得ました。

唾がいっぱい出る事件

ある時は、こんな理由でいちごが号泣しました。

つばがいっぱい出るよ~。飲み込んでも飲み込んでも出る~。泣

これは原因が全くわからず。
多分、ほんのちょっとしたことがきっかけだったのだと思います。

そもそも緊張したり意識し過ぎると、人って唾がたくさん出るもの。
意識しすぎるから出るんだよ、と教えたところで、いちごがその意識を手放すのは難しいですものね。
安心感を与えるにはどうしたらいいのか…

よし。病院にいこう! お医者さんに治してもらおう

かかりつけの病院(内科・小児科を扱っている)にいちごを連れていったのでした。

医師の対応

メンタルの問題だろうとわかっていたので、ドキドキしました。
「病気じゃないよ」と笑い飛ばされて帰されたらいちごになんて言おうと考えを巡らせながら、医師に診察に来た理由を伝えます。

娘が唾がたくさん出るそうなんです

唾がたくさん出る!?

医師は少し驚いたようでした。
あんまり…というか内科ではきっとほとんどない訴えですよね。

しかし、私の困り顔と娘のメソメソを見て察してくれたみたい。
ちょっと考えて、

だったらうがい薬を出してあげよう。
唾がいっぱい出たらうがいしてごらん。スッキリするよ

うがい薬! わあ、良かったね!!

トローチもあげよう。
学校でツバが出たら舐めるといいよ

いちごは「お医者さんがくれたお薬」という拠りどころを得てすっかり安心したみたい。
病院の帰りはすごく明るい表情になってました。

しばらくは頻繁にうがいしたりトローチを舐めてましたが、いつの間にか「ツバがたくさん出る」ことを忘れてしまいました。

子どもの不安障害

どんな子どもでも不安や緊張を抱くことはあります。

お母さんと離れられない、暗いところが怖い、お化けが怖い、クラスのみんなの前で発表するとき緊張する…

小児期に不安症を発症する子どもは約10~15%なんだそうです。

結構な割合ですよね。
40人のクラスで4~6人の子が不安症を発症する計算です。

いちごを見ていて、不安に囚われやすい子どもって性格は関係ないのだなと思いました。
元気で強そうな子も、実は繊細な面を隠し持ってたりするものですし。

不安になりやすい体質は遺伝するそうです。
親が不安を抱きやすいと、子どもも抱きやすくなるそう。

実は私、身に覚えがあって、子どもの頃は自分でもわけがわからない不安感に囚われたり(一番怖かったのはノストラダムスの大予言w)、中学生の頃から社会人にかけては過敏性腸症候群(?当時はメジャーじゃなかったので未診断)のような症状に悩まされていたのです。
だからこそいちごの症状を放置しちゃダメだ、と強く思えたのでした。

(息子ポテチも幼稚園の頃、上唇を舐める癖が時々出たりしたけど、それはあまり心配しなかったんですよね。危険な感じがなかったというか…。
この違いはどこから来るんだろう。
ナゾです)

個人病院で働いていたときも腹痛の薬をずっともらいに来てる中学生がいたし、わりとあることなのだと思います。

子どもの不安感が強くて、学校に行けないとか身体症状が現れたら、スクールカウンセラーやメンタルクリニックなど専門家に相談した方が良いようです。

参考|小児と青年における不安症の概要

かかりつけ医に感謝です

メンタルクリニックではなかったのに、いちごの不調に丁寧に対応してくれた内科医には感謝、感謝、感謝でした。

うがい薬もトローチもプラシーボの効果をしっかり発揮してくれました。

心の問題って見えにくいですが、放置するとこじれることもあるので注意が必要。
いきなり専門家に相談するのはハードルが高いかもしれないので、まずは私のようにかかりつけ医を頼ってみるのもよいかもしれません。



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アラフィフからの再出発
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