こんにちは、ねりきりです。
子どものいじめを解決した方法 ① 私の場合の続きです。
子ども達のその後やいじめの原因、私の考えなどを書いていきます。
その後の子ども達
ポテチがいじめられたのは小学一年生のとき。
彼は今春大学を卒業し、社会人になりました。
もう16年も経ったの!?
私も年を取るわけだわ~。泣
いじめの登場人物
①にも書きましたが…
Aくん ポテチの幼稚園の同級生。4人の中で一番野球が上手。
Bくん Aくんが野球の練習をしている時に公園で知り合った男の子。ポテチ&Aくんとは別の幼稚園。両親ともに野球に熱心。いじめの首謀者。
Cくん Aくんが野球の練習をしている時に公園で知り合った男の子。AくんBくんとも別の幼稚園。Bくんに従うスネ夫タイプ。
ポテチ 野球には興味なし。年長から本人の希望で空手を始めてました。
Xデイその後
いじめの首謀者はBくんでした。
Aくん・Cくんはいじめてる自覚があったかどうかすら怪しかったので、Bくんが止めると自然にいじめは消滅しました。
無理に野球に誘われることもなくなりました。
彼らは幼稚園の頃から野球が下手な子に暴言を吐いても咎められないまま成長していました。
どちらかといえば親の問題…ですね。
我が家はそもそも3人の家と隣接していたわけではなくクラスも別だったので、いつの間にか登校も下校も別々になりました。
ポテチはその時々で同じクラスの子達と登下校していました。
この点、近所に同級生がいなかったことは幸いだったのかも…と思ったりしました。
いじめられた相手とご近所ってきっとストレスですよね。
子どもにとっても親にとっても。
学校に伝えました
ツイッターで学校に伝えたか質問を受けたのですが、伝えました。
何か困ってることはありませんか?
個人懇談の決まり文句ですが質問されたので
もう解決したのですが…
前置きして一連の出来事を担任の先生に伝えたのでした。
それで配慮してもらえたのでしょうか、ポテチはAくんとは一度も、Bくん・Cくんとも高学年になるまで同じクラスになったことはありませんでした。
いじめは解決していたし、大丈夫だったんですけどね
学校外で起きたことでも、子どもの間でトラブルがあったら学校に伝えておくのも良いかもしれません。
いじめていた子ども達のその後
Aくん、Bくんは高校生になると他県に野球留学しました。
残念ながら甲子園出場は叶いませんでしたが…。
ポテチと同じく今年就職したはずですが、野球選手になったという話は聞きません。
Cくんは中学では野球部でしたが、ママの意向でだんだん勉強にシフトしたようです。普通科高校に進学しました。
野球は辞めてしまったのかな。
付き合いがなくなったので噂でしかわかりませんが、ポテチへのいじめの後もBくんは相変わらずジャイアンタイプではあったようです。
Cくんはそれに従うスネ夫。
Aくんはそれを冷めた目で見てたとか。(Aくんのママ談ですが。汗)
Aくん・Bくん・Cくんは3人とも生まれ月が早く、低学年までは体が大きい方でした。
ポテチは12月生まれ。
3人に比べると色々不利だったんです…。
低学年当時、彼らが野球が上手でいじめる側だったのには、生まれ月が多分に関係している気がします
でも、高学年になるとポテチの身長がグンと伸び、最終的に3人を追い越しました。
成績も3人より上位だったので内心「ザマミロ」でした。(性格が悪くてすみません。でも…わかってもらえますよね?汗)
早生まれは損なのか?
ちまたでは早生まれは損などと言われています。(ポテチは早生まれではありませんが12月生まれなのでギリギリ…です)
本当にそうでしょうか?
ポテチをいじめた子たちを含め、誕生日が早い子も早生まれの子も周囲にはたくさんいますが、小学校高学年で差はほとんど解消されました。
その後の人生への影響を感じることもありません。
早く生まれた子が他の同級生たちより早めに成長して自尊心を高め、そのまま成長し続けていければ良いのでしょうが。
生まれ月で得たアドバンテージは年齢が上がるごとに縮まり、本当の実力で戦わなければならない時が必ずやってきます。
追う立場と追われる立場、どっちがいいだろう…なんてことを私は考えてしまいます。
身近にいるんです。
幼稚園の頃、子どもの生まれ月が早く同級生より体が大きく何事も習得が早かったせいで「うちの子はできる」とプライドを膨らませてしまった親が。
その親に過剰な期待をかけられた結果つぶれてしまい、本来の実力すら出せなくなってしまった子どもが。
親にとっても子どもにとっても不幸…
そんなことにならないために親は以下のことに気をつけるべきだと思います。
ポテチのその後
ポテチは高学年で「スラムダンク」にハマり、中高はバスケに青春を捧げました。
当初は見るのもイヤというほど野球が嫌いでしたが、高校生の時に「ダイヤのA」を読んで好きになりました。
甲子園にも観戦しに行ったりしてたんですよ。
母としては感無量でした。「乗り越えた!」と思えて。
マンガは偉大ですね~w
あらためて聞いてみると、彼にはいじめの記憶がほとんどないようです。
Bくんの家にいったことは覚えてるけど(よほど強烈な体験だったのか。汗)、野球が面白くなかったのも覚えているけど、いじめられた覚えはないそう。
机の下に潜ってたことも、秋祭りの日に泣かされたことも、何かを拾って放り投げられたことも覚えてないんですって。
辛いできごとを消化して記憶に残ってないのは、なんだか良いことのような気がします…
いじめの遠因
上で書いたことにも通じますが、Bくんにプレッシャーがあったのかな…と思っています。
Bくんのパパママはすごく野球に熱心で、その後の進路を見ても特別なコーチに頼んだり野球留学させたり色々してました。
でもね、野球はAくんの方が上手かったの
なのでこの頃、Bくんのママは引くくらいにAくんママにちやほやしていてね。汗
Bくんの前でAくんのことをすごく褒めてたんだと思います。
Bくんは自分の劣等感を発散するために、自分より下手くそなポテチをターゲットにしたのかな…と。
過剰な期待を子どもにかけないで
いじめって殆どの場合において、いじめた子の側に何かしら問題があるものです。
ポテチもバスケをやっていましたが、経験者の親が顧問やコーチを差し置いて、横から子どもに指導したり怒鳴りつけたりする姿をよく見かけました。
「あの子はできてるのになぜ出来ないんだ!」
「ふがいない!」
そんな思考が見え隠れしてました…
野球は愛好者が多いからそんな光景がさらに多いかも?
子どもが望んでいるならまだしもプレッシャーを与えるのはやめて欲しいです。
親にできることは環境を整え応援することだけです
わきまえたいですね。
最後に
ツイッターだと伝わりにくいですが私が取った方法は、段階を踏み、あれこれ模索し、最終的な手段として行い、結果が出たことです。
これがダメなら私はさらにほかの手段を考えたと思うし、最終的に自らBくんの家に乗り込んだかもしれません。
相手親に直接交渉することは決して悪手ではありません。
ただ、①にも書きましたが、家に乗り込んだ親を非難するタイプの人もいるんですよね。子どもがやったことを棚上げして。
また、怒りにまかせて相手親への言葉がきつくなってしまい、後々気まずくなってしまうこともあり得ます。
こっちは被害者なのに後でイヤな思いをしなきゃならないなんて。
理不尽ですよね
相手親に直談判する以外にも選択肢があるかも…
一歩手前で立ち止まり、考えるのもアリかもしれません。
私が取った方法が参考の一つになれば幸いです。
いじめの対応は状況に合わせて
いじめの状況は様々です。
私の場合は子ども達がまだ幼く、親同士が知り合いだったからこそ出来たことでした。
周囲との関係性、状況などを考えると別の方法を選んだ方が良いことも当然あったと思います。
今回ポテチ自らBくん宅に向かい、解決できたことはとても良かったと思っています。
しかし、相手親によってはかえって関係性が悪化したり、ポテチが危険な目に遭ったり…ということも考えられます。
その場合は親の付き添いが必須です!
相手の家が遠かったり、子どもが行くのを極度に怖がったり…ということもあるでしょう。
いずれにしろケースバイケース。
親としては子どもを守るために知恵を絞りたいですね。