【中学生のお勉強】子どもは学習方法がわかりません。具体的に勉強のやり方を教えてあげてください

勉強
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こんにちは、ねりきりです。

我が家はほとんど塾を利用せず、基本的に家庭学習で子ども達を大学に進学させました。
テキストの選定や勉強の計画立てなどなどを私がやったわけですが、その時に力を入れたのは「勉強の指導」ではなく「勉強方法の指導」でした。

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子どもは勉強のやり方がわからない

子どもが学校のテストでひどい点数を取ってくる。
「さぼってるからよ!」
「勉強しなさい!」
親が怒って子どもを机に向かわせる。

よくある光景ですよね。ドラえもんとかでw

でもこれ、とっても無責任だと思うんです

例えば子どもにバスケットボールを教えるとします。
「練習しなさい!」と叱りつけるだけでできるようになるでしょうか。

体力を付ける。
ドリブルやパス、シュートなどなどの基礎練習をさせる。
ルールを教える…。

練習方法を教えて手順を踏まなきゃバスケなんてできるようになるわけないですし、上達もしませんよね。

勉強も同じです。

闇雲に「勉強しなさい!」と言われてできる子がどれだけいるでしょう。
子どもがやりがちなのはこれです。

  • 教科書を読む
  • ノートにまとめる

一応、机に向かっているので親は安心するのですが……大して効果は出ず。
親は再び「サボってるからよ!」「勉強しなさい!」と怒ってふり出しに戻る…。

もちろんこれだけでよい点数が取れる子もいます。
「7回読み」勉強法ってのもあったりしますしね。
能力が高い子は教えられなくても自分で取捨選択して学ぶ方法を見つけていくものですから。

でも、伸びない子は伸びないんですよね…。

勉強のやり方さえ教えてもらえればもっと点数が上がるのに…って子、わりといるんですよ。

超もったいない!

勉強のやり方を教えるはとっても大事なことなんです。

勉強は「理解」と「試す」の永久ループ

勉強する上で大切なのは「理解すること」「試すこと」

教科書を読むノートにまとめるだけで成果が上がらないのは「試すこと」が抜け落ちてるからです。

やり方によっては「理解すること」すら抜けてます。
教科書を読んでるポーズをしてても、字面を追ってるだけで全く頭に入ってない
ノートをキレイにまとめることに力を注ぐあまり内容は身についてない←女の子に多い
あるあるなんですよね…

学習する上で絶対に必要なのが「試すこと」つまり問題を解いたりテストを受けることです

「試すこと」はつまり仕分け作業です。
学んだことが自分のものになったかどうかを振り分ける、とっても大事な作業なんです。

試して正解すれば力として定着してるということです(まぐれ当たりは除く)。
不正解は定着していないので学び直しが必要。そしてまた試します。

自力で全問正解できるようになるまでそれを繰り返すことが大切です。
だって正解できない限り定着してないってことですからね。

シンプルなんですけどこれ、出来てない子がすごく多いんですよ…

問題集やプリントを一回解いて答え合わせしたらもうおしまい。
次の問題集を始めてしまったりとか…

あのね…、それじゃあせっかくの仕分け作業がムダになっちゃいますから

答え合わせしただけで不正解だった問題を解けるようになりましたか?
理解できてますか?
そのまま放置しちゃったらテストした意味がありません。

何冊もの問題集をやるよりも、一枚のプリント、一冊の問題集を完璧にやり切ることが大事!

定期テストの点数がふるわない子は、たいていこの「やり切る」ができていないんです

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勉強の進め方(ねりきり流)

問題集をやり切りなさいと言われても具体的にどうすればいいのか?

教えてもらわないとできない子も多いので、ねりきりは以下のように事細かく教えます。

  1. まずは教科書や問題集のまとめページなどを読んで内容を理解する。
  2. 問題を解く
  3. 不正解だった問題番号に斜め線(/)を入れる。
  4. 不正解の問題の解説や教科書を読んで理解する。
  5. 少し時間を置いて(答えを記憶していたら意味がないので)斜め線(/)が入っている問題を解く
  6. 不正解だった問題番号に斜め線(\)を入れる。
  7. 不正解の問題の解説や教科書を読んで理解する。
  8. 少し時間を置いて斜め線(\)が入っている問題を解く
  9. 不正解だった問題番号に縦線(|)を入れる。
  10. 不正解の問題の解説や教科書を読んで理解する。
  11. 少し時間を置いて縦線(|)が入っている問題を解く
  12. 不正解だった問題番号に横線(-)を入れる。
  13. 不正解の問題の解説や教科書を読んで理解する。
  14. 少し時間を置いて横線(-)が入っている問題を解く
  15. 不正解だった問題番号に丸(〇)を入れる。
  16. 不正解の問題の解説や教科書を読んで理解する。
  17. 少し時間を置いて丸(〇)が入っている問題を解く
  18. 不正解だった問題番号に花丸(❁)
  19. 不正解が0になるまで理解→解く(試す)→答え合わせの永久ループ。
  20. 全問正解できたら終了。

何度やっても解けなかった問題番号にはどんどん印がついていきます。こんな感じ↓

これ、ねりきりが高校生の時に使った問題集ですwww

汚れてる問題が自分の苦手ということなので、テスト直前には重点的に見直します。

時間があれば斜め線の入っていない問題に抜けがないか時々確認するとより完璧です。

勉強のやり方は一つではない

上記の勉強の進め方は私の自己流。
具体的にどうやって勉強すればいいの?と聞かれた時に教えてます。

自分の経験上、問題を解きながら覚えるが一番効率的だったので

私はこのやり方で勉強しましたが、人によって効率的な記憶法は違うと思います。

  • 不正解(あるいは正解)の問題に付箋を貼ったりマーカーしたりしながら進める
  • 問題集の解答欄にオレンジペンで答えを書き込み、赤シートをずらしながら短時間で音読を繰り返す
  • 誰かに問題を言ってもらって答える
  • 壁やペットに向かって問題の解き方を説明する(聞いてくれる相手がいるならもちろん人でもw)
  • 体を動かしながら何度も唱える

…これ、うちの子の友達が実際にやってたことや勉強法を検索していた時に見つけた記憶法です。

これはいちごの中学のときの歴史問題集ですw

ここで私が伝えたいのは、これくらい細かく教えないと子どもは勉強する方法がわからない、ってことです。
大学受験の勉強法をテーマにした書籍が何冊も出てるのがその証拠。

勉強してるのに成績が上がらない子は、勉強のやり方が間違ってることも多いのです

自分なりの学び方を見つけることは将来につながります。(仕事を覚えるときに自分の習得の過程がわかってる人は余計な不安感を持たないで済みます)

己を知ることは勉強のだいご味の一つだと思います。

お子さんに適した勉強法を見つけましょう。
ぜひぜひ親子で試行錯誤してみてくださいね。

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