弁護士なし離婚調停⑥第3回期日 ピンチ!?相手方弁護士登場

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こんにちは、ねりきりです。

 

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第3回離婚調停

前回の調停で「別居」「婚姻費用」「特有財産の返還」が決定しました。
これがどうなったかというと…。

別居は完了。
しかし、特有財産の返還は例によって先延ばされ。
ようやく返してもらえたのは調停から3週間後、別居の翌日でした。
今思うと、別居しなければ、永久に返してもらえなかったのかもしれません。

婚姻費用は支払われていませんでした。

まだ別居開始から半月しか経っていないから?

私は好意的に受け止めて、この日の調停で支払ってもらうように言おうと、のんきに考えていたのでした。

もと夫が弁護士を立てた!

調停委員は2人とも神妙な面持ちでした。

調停委員(男性)「旦那さんが代理人を立てました。これからは離婚協議を進めるそうです」
私「えっ!?」

代理人を立てるとは、つまりもと夫が弁護士に委任して自分の代わりをつとめてもらう、ということです。
寝耳に水でした。

調停委員(女性)「別居は完了したのね」
私「はい…」
調停委員(女性)「こちらは旦那さんが提出した資料です」

もと夫が裁判所に提出したという書面を渡されました。

そこには、別居のことや、これまで離婚したくないと言っていたもと夫が、今後は離婚のための協議を進めること、もと夫が求める離婚条件などが書かれていました。

弁護士を立てると、調停委員は、この人はお金をかけてまで弁護士を雇っているから離婚の意志が強いのだ、と判断します。

弁護士を立てるメリット・デメリットについてはこちらをご覧ください

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調停委員(女性)が残念そうに言いました。

「初めは、あなた達はすぐ解決出来ると思ったんだけど…」

元夫の調停資料

ブログを書くために久しぶりに読み返して、これが彼のデタラメの序曲だったなあ、とあらためて思いました。

事実を曲げ、誇張し、すり替えて真実に見せかける。
だけど、ひとつひとつは底が浅くて、くつがえすのも簡単。
でも分量が多くていちいち指摘してられない、という…。

以下は、このときもと夫が資料に書いていたデタラメの一部です。

別居について

「前回の調停で妻が夫に無断で別居を進め、子ども達に家を出る同意を取り付けていたことが明らかになった」
「妻が別居を強行した」

「無断で別居を進め」って、近所にどんな物件があるかググったことのようでした。
別居を考えてる人なら、普通にやることだと思います。

また「子ども達の同意を取り付けていた」って、子ども達に「お父さんとお母さんが別居することになったらあなた達はどうする?」って聞いたことですよね?

「別居を強行」って、別居は前回の調停で、元夫が和解を拒絶したから決まったんです。
強行はしていません。

調停委員も知っている事実をよくここまですり替えられますね。

婚姻費用について

「婚姻費用決定までの預け金として預ける予定だったが、対応を変更した」

「預け金」という言葉が、このとき初登場しました。
しかし紛れもなく、前回調停で「婚姻費用」が決定していました。(このときもと夫ともメールでやりとりしています)

しかし、調停委員はもと夫の弁護士に臆したのか、すっかり「婚姻費用はまだ決まっていない」態度になっていました(怒)。

妻の収支は黒字だが、夫の収支は赤字で生活費が不足している。捻出することは困難」

資料として、私がつけていた家計簿の記録を利用してデータを作っていました。
自分の収入を減らし、支出を増やして、グラフ化しています。
しかも、私の月収はもと夫の4分の1以下だったのに、グラフ上ではうんと引き延ばされ、同じ金額くらいに見せかけられていました。

TumisuによるPixabayからの画像

もと夫は「婚姻費用として支払えるのは15,000円が限界だ」と強弁しました。
前回決まったより大幅な減額で、とうてい納得できません。
そのため、今回婚姻費用は決まりませんでした。(というか、前回決まってたんですよ!)

しかし、これはもと夫と弁護士の策略だったことが後でわかります。

もと夫の離婚条件

子どもの親権を夫とする

子どもとの面会交流を月1回などと固定する。また連絡の取り決めをする。

財産分与は夫7妻3の割合で分割する
現在は、たとえ妻が専業主婦であっても、夫5妻5とするのが一般的です。

もと夫の主張

もと夫の私批判

もと夫は、一見正論に見える論法で私を攻撃しました。

相手方弁護士の登場で、今まで私に同情的だもと夫った調停委員(特に男性)が、元夫側に一気に傾いたのがわかりました。

私は防戦一方。
釈明してもなかなか聞いてもらえません。

調停委員(男性)「ご主人は、子ども達が奥さんの家に食事に行ったり、自由に会うことを許している。それのに、奥さんから事前になんの連絡もないと困ってるそうです」
調停委員(女性)「子ども達が急に奥さんのところに行ってしまうので、食材を無駄にすることもあるそうですよ」

それは、子どもともと夫の意思疎通が出来ていないのが原因では?
夫からの高圧的なメールが原因で、私から連絡することが出来なくなったのも一因です。

調停委員(男性)「奥さんの家から帰宅するのが遅いと心配されています」
調停委員(女性)「夜遅くなるのはよくないですね。危険だし、お子さんの健康にも悪影響です」

子ども達は部活のあとで、私のところに来て食事や勉強をするので、どうしても帰宅が遅くなってしまいました。
私が自宅に夕食を作りに行ったり、勉強を教えにいけば万事解決ですが、もと夫が許しませんでした。

調停委員(男性)「勝手に家に出入りして、物を持ち出してるそうですね。いきなりプリンタがなくなっていて、泥棒かと思ったそうですよ」

勝手にではありません。
子ども達に要請されて掃除に行ったのでした。
もと夫が管理する家はどんどん汚くなっていって、「変な匂いがする~」と泣きつかれたからです。

また、別居後、私が家から持ち出したのはプリンタだけです。
これは長女のいちごがイベントのゲームで当てたもので、いちごの所有物でした。
勉強に必要で、いちごに許可をもらって持ってきたんです。
そもそも自宅にはもう一台プリンタがあって、元夫はいつもそれを使っていたから問題なかったはず。
けれども、事情を知らない調停委員は、私を非難しました。

元夫側の主張

調停委員(男性)「ご主人は、今後は勝手に家に入らないと一筆書いてほしい、と言ってます」
私「えっ、でも、自宅は私の家でもあるわけですし、自由に入るのは当たり前ですよね」
調停委員(男性)「当たり前ではありません。あなたはもう家を出たわけだから、ご主人の家に勝手に入ってはダメです。不法侵入になりますよ」

そんな…。
調停で別居することが決まったとき、調停委員はそんなこと一言も言わなかったのに!

調停委員(男性)「今日にでも書面を作って、ご主人に渡してもらえますか?」
私「なんで私がそんなもの作らないといけないんですか!」
調停委員(男性)「あちらに次回作ってきてもらうとなると、時間がかかりますし。お子さんに、持って行ってもらえばいいでしょう」
私「………………わかりました」

調停委員(女性)「それと今後は、子ども達が食事に行く日を一週間前までに決めて、事前に連絡してほしいそうです。守れますね」
私「………………はい」

第3回離婚調停で決まったこと

・事前連絡なしに自宅に入らない、と誓う書面を作成し、もと夫に提出する

・子ども達が私の家に来る日を、前の週までに取り決め、もと夫に報告する

また、私の携帯電話の名義変更について調べるよう、言われました。
そのときはまだ元夫名義で、支払いももと夫の口座から落ちていたから、早く自分で支払えということでした。

さらに次回の調停では財産開示を行うため、双方が直近3ヵ月分の給与明細預貯金の明細の写し(コピー)を2部ずつ提出するよう、指示されました。

絶対絶命!?

もと夫側は、これまでとガラリと主張を変えました。

弁護士が筋書きを書いたのでしょう。

完全に形成が逆転した…

事態をよくするために別居したはずなのに、かえって不利な状況に追い込まれてしまいました。

別居にはリスクがある。

私はそれを全く理解出来ていませんでした。
相手方弁護士はそれを突き、一般論で私を攻め立てたのです。

婚姻費用も払ってもらえず、逆に携帯電話代を請求されて。
これからどうすればいいのか…。

私は途方に暮れながら、裁判所をあとにしました。

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