こんにちは、ねりきりです。
お正月休みも今日で終わり。
年末年始の間に、今まで読む時間がなくて積んだままにしてたマンガを読もうと思ってたのに、ほぼ叶わずでした。泣
おそらくGWまで「つんどく」になりそうな予感です…。
家族や離婚体験談の人物紹介はこちらをどうぞ。
メールやLINEの証拠性
離婚調停や裁判で、メールやLINEを証拠にしたいと考える人は多いと思います。
スマホに送られてきた浮気相手のLINEを見て不貞行為に気付いた…なんてこともあるでしょうし、メールで送信されてきた脅迫めいた言動をモラハラの証拠にしたいと思うこともあるでしょう。
メールやLINEのやりとりが証拠になるかどうかは、それによって何を立証したいか、によります。
不貞行為
メールやLINEのやりとりが不貞行為の証拠になるかというと、それだけでは難しいようです。
一般人と法律家のモノの見方にはかなり隔たりがあります。
私たちからみれば明らかに浮気してるとしか思えないやりとりでも、裁判所的には決定的な証拠にはならないことが多いです。
「ただの言葉遊び」とか「ふざけていただけ」と言われてしまえば、それまで。
事実かどうかグレーなので認定はできない、という結果になります。
不貞行為の立証には、2人が性行為をしたことを示す確実な証拠が必要なんです。
私ももと夫の浮気発覚当時、相手の女とのメールを複数見つけましたが、それだけで裁判の証拠になったかはわかりません。(かなりきわどい内容でしたけどね)
しかし、この手のやりとりの収集がムダになるかというと、一概にそうとはいえず。
調停や裁判になる前の段階で、浮気を自白させる材料になるんですよね。
そして、自白はなかなか有効な証拠になります(メールや録音・誓約書など形に残しておくことが必須です)。
私ももと夫と浮気相手のメールのやりとりを初め、様々な状況証拠を積んでもと夫の自白を引き出しました。
そして、それが決め手となって、婚姻費用審判と離婚裁判ではもと夫の浮気が事実として認めらました。
メールやLINEの収集・保管は無駄にはならないです。
モラハラ
メールやLINEはモラハラの証拠になるでしょうか。
これもやりとりの内容によりますし、ケースバイケースだと思います。
ただ、モラハラするような人間は息を吐くようにウソをつくので、そのウソを立証するために過去のやりとりが使えるかもしれません。
私の場合
私はもと夫に、警察に訴えられたり、夫婦ゲンカや親子ゲンカの場面を録音・編集したものを裁判に出されたりして、暴力妻に仕立て上げられそうになりました。
しかしこのとき、もと夫との過去のやりとりがひじょーーーーに役に立ちました。
例えば、もと夫のでっち上げはこんなでした。
①離婚争議の心労で蕁麻疹になった。通院費用と慰謝料を支払え。
→もと夫は離婚争議が起こった何年も前から蕁麻疹でちょくちょく病院通いしてました。
私宛にきた数年前のメールにも、
アレルギーが全身にひどいー。ヒスタミン剤は切れたし、どうしよう
お疲れ様だね。市販の薬も効くらしいよ?
とか
じんましんが…。あーかゆいー。あーかゆいーー
なんてやりとりが残ってました。(本人は忘れてたようですが)
もちろん裁判所に提出して反論しました。
②私が義父母(もと夫の両親)と絶交状態のため、義父母はここ数年、孫の顔を見せられていない。
→ポテチがもと夫の両親と長い期間会ってないのは本当でした。
しかし、それはポテチが中学で強豪の部活に入り、年間休日3日というハードスケジュールになったからでした。
私は仕事や部活の保護者会活動で忙しくしてましたが、もと夫の両親と絶交していたということはありませんし、ポテチは無理でも、いちごともと夫を2人で義実家に帰省させたりしてました。お土産つきで。
その辺のことも、メールにはしっかり残ってました。
もと夫が義実家から「今から戻る」と送ってきたメールには、いちごが一緒に帰省していたことを示す内容も、もちろんありました。
結論
①も②も、離婚裁判の争点とあまり関わりのない話です。
わざわざ反論しなくて良いことかもしれません。
しかし、もと夫はこの手の小さいウソを大量に重ねて私の人間性を貶め、「離婚原因は私にある」理由にしてました。
もと夫がウソつきであることを立証しておくに越したことはない、と思いました。
(ただし、もと夫の大量のウソにいちいち反論してたら裁判が長くなってしまうので、証拠をもって確実にできる反論にとどめてました)
モラハラする人間って、過去に自分がやったことはきれいに忘れてたりするので、記録を残しておくって大事です。
SNSの投稿なんかも、証拠として利用できるものがあるかもしれません。(メールやLINEより信頼性は劣るかもしれませんが)
あらゆるところから過去ってさぐり出せます。
メール・LINEのやりとりを証拠にする手順
ジョシー先生に教わったやり方です。
相手方と不貞相手のやりとりを証拠にする
写真は相手方の携帯ごと撮影しましょう。
文字だけ写しても、「誰が書いたかわからない」ということがないようにしましょう。
メール・LINEが送られてきた日付がわかる部分を必ず撮影しましょう。
日時は重要です。
やりとりが長くてスクロールするときは、前後関係がわかるように、前のページの一部を入れて撮影するようにしましょう。
スクロールしながら動画撮影しておけば、あとで写真にすることもできるので安心ですね。
あなたと相手方とのやりとりを証拠にする
あなたのメール・LINEをスクリーンショットしましょう。
上記と同様、必ず送信日時がわかるように撮影してください。
1ページで収まらないときは、前後関係がわかるよう前のページの一部も入れましょう。
もと夫は、私とのメールの内容を表計算ソフトにダウンロードしたものを証拠として提出してました。
これだと、内容をいくらでも書きかえることが可能なので、証拠性が低くなります。
もし私に都合が悪いことが書いてあったとしても、私が「これはもと夫に編集されている」といえば、裁判所は取り合わなかったでしょう。
何もなかったから、いちいちツッコミませんでしたけどね
けれど写真であれば、画像を変更することはまず無理ですし、撮影日時が情報として残ります。
証拠としての価値は高いです。
LINEで相手から浮気の告白やモラハラ発言があったとしても24時間以内に「送信取消」されてしまうと、せっかく得た証拠が消えてしまいます(送信取消したという履歴は残ります)。
そんなときも、スクリーンショットで保管しておけば安心です。
送信取消されたあとの画面と合わせて裁判所に提出すれば、相手が「自分にとって都合が悪い」と考え削除したことを明らかにできます。
撮影した画像を裁判所に提出するときは、A4用紙に印刷し、甲乙の番号を順番にふっていきます。
証拠説明書
以下のように書いていきます。
<例> ※あなたが原告の場合は「甲」、被告の場合は「乙」になります。
私の考え
裁判の証拠って、何が役に立つかわかりません。
特にデタラメな人間の場合、ありとあらゆる事実を歪曲して、自分は被害者であると主張してきます。
実際、私ももと夫に思わぬことで攻撃されました。
なんでこんなことまで言われなきゃいけないの?
どれだけ情けなかったことでしょう。
家族に尽くしてきたこと、楽しかった思い出まで否定されて、自分の約20年の結婚生活はなんだったんだろうって思いました。
けれど、私の携帯電話には過去の何も知らなかった頃のやりとりがたくさん残っていたし、家族の来し方がわかる記録が山ほどありました。
過去の記録がもと夫の主張がデタラメであると雄弁に語ってくれていたので、気持ちが和らぎました。
メールやLINEで立証できることは小さいかもしれませんが、全て真実です。
いつか役立つ日がくるかもしれません。
情報として保管しておいてムダではないと、私は思います。