こんにちは、ねりきりです。
別居後、私は3軒の家に住みました。
レオパレスから子ども達と同居するために急きょ入居を決めたリノベーションマンションでしたが、入居翌日からトラブルの連続でした…
このブログに出てくる人物の紹介はこちらです。
私の離婚争議の全貌はこちらにまとめています。
引っ越し前
別居のため、まずは一人で家を出た私。
子ども達の世話は継続する予定だったので、家から徒歩5分の距離にあるレオパレスに入居しました。
しかし、別居後もと夫が豹変。
子ども達の行動や私との交流を制限し始めたため、子ども達が猛反発。
自宅を出て、私と同居してくれることになりました。↓
でも。
シングル向けのレオパレスじゃ家族で住めない!!
レオパレス入居後1ヶ月。
私は急きょファミリー向けの賃貸物件を探さなくちゃいけないことになったのでした。
物件探し
前記事(↓)にも書きましたが、私が物件探しでこだわったのは以下の二点でした。
- いちごの中学の校区内であること
- 温水洗浄便座www
ついでに家賃はできるだけ安くあってほしい…
いつものようにネット検索した結果「これは!」という物件を見つけました。
当時の職場から徒歩1分!!
間取りは2LDK!!(3人家族だから子ども達に個室をあげられる♬)
築50年のリノベーション物件のため、家賃は格安!!!
そして何より温水洗浄便座付き!!!!
さっそく問い合わせ、翌日には内覧しました。
リノベーションマンションの第一印象
外観の古さは、職場の近くなのでよく知ってました。
50年前の建築当時にはきっと駅前一等地に建つ画期的におしゃれな分譲マンションだったのだと思います。
でもね、詳しくは書かないけど造りはホントに古くて生活感ありまくり。
各戸の玄関先に洗濯物が干されていて、ごちゃごちゃと植木や物が置かれていて。
廊下の壁の色が各戸バラバラなのが不思議でした。
でもね。
部屋の中はリフォームしたてで新築と同じ。
壁は真っ白、フローリングはキズひとつなくピッカピカ。
キッチンはファミリー用なのでそこそこ広く、外付けの二口コンロは大家さんのサービスということでした。
レオパレスに子どもを招くのに、1人暮らし用の狭いキッチンと一口コンロで料理していた私には大満足な広さ。(思えば持ち家のキッチンより狭かったのですが、レオパレスのおかげでハードルが下がってましたw)
そしてトイレは希望通りの温水洗浄便座付きです!!←めっちゃ重要!!!
しかし。
ここで発覚したマイナスポイントはベランダがなかったこと。
洗濯物を干すのは玄関先。(各住居の前に洗濯物干しが置かれていたわけです…)
そしてなんと自転車置き場がありませんでした!
50年前は自転車に乗る人は少なかったのでしょうか?
(職場がすぐ近くだったので、その後自転車は職場の自転車置き場に置かせてもらうことになりました)
ベランダがない、自転車置き場がない…普通だったら断るところなんですけどね。
このキレイさなら子ども達にも来てもらえると思ったし、立地は最高だし、マイナスポイントに目をつぶってもプラスポイントはたくさんあると考えて。
即決で契約、そして引越し。この間なんと一週間!!
子ども達と一緒に暮らすために…
オカン頑張りました!!!
暮らし始めて続々発覚!リノベーションマンションの問題点
引っ越しも大変だったのですが、それは置いといて。
入居翌日から苦難が始まりました…。
波乱の幕開け
始まりはいきなりでした。
入居の翌日、下の階のおばさんが怖い顔で怒鳴り込んできたんです。汗
「水が漏れてきてる!!トイレを流しっぱなしにしてるだろう!!」
へ?
何を言われてるのかさっぱり理解できませんでした。
トイレの様子はいたってフツーで、詰まっていることも水が流れっぱなしということもなかったからです。
何かの間違いじゃないの、と思いました。
しかし、「水色の水が漏れてきてる」と言われてハッとしました。
昨日、ブルーレットを設置していたんです。
てことは、やはり水漏れしてるということ…。
しかも、トイレの水!?
きゃー、そりゃ怒鳴ってくるの当たり前だわ。
早速大家さんに電話して対応をお願いしました。
水漏れとの戦い
それから住んでる間中、私はこの水漏れ問題に悩まされ続けました。
原因は配管の古さにありました。
築50年だけにこのマンション、他の部屋は全部和式トイレ。
しかし、リフォーム業者が張り切って洋式トイレに取り換えた結果、水流が強くなり老朽化した配管が耐え切れずひび割れした…と。
それ、私は何も悪くない!業者の責任やん!!
配管を取り換えられないか検討したところ、築50年だけにそのマンションには今では当たり前にある管理組合がない(!)らしく。(隣組的な集まりはあり、事務の人が一人いたけどやる気がなく、修繕などに関しての決まりはなかった…)
それぞれの部屋の持ち主がそれぞれ勝手に修理などをやっているので、廊下の壁は家によって違う色になったのだそう…。
配管を取り換えるのも協定など一切できていないので、私の部屋だけ換えてもらうことは出来ない状況で…。
結局、業者が配管に吸水性の高いシートを巻くことで応急処置しました。
そんなんで大丈夫!?
不安は的中しました。
トイレから流す水の量が多くなると、水漏れがして怒鳴り込まれることの繰り返し。
配管が弱ってるせいか、これがまたトイレもよく詰まってね。泣
「修理できるまでしばらくトイレを使うな!」
とまで言われたりしたの。ひどいでしょ…
幸い職場が近く、鍵を持っていたので、しばらくトイレを使わせてもらいに行ったりしたのですが。
本っ当にイヤな思いをしました。
風呂場の悪臭、さらにコバエの大量発生
水漏れと同じ流れだったのですが…
このマンション、築50年だけに元の風呂場が狭く、業者としてはユニットバスにしたかったけれど無理だったとのことで、タイル張りに風呂桶が置かれていました。(公団住宅みたいな感じです)
排水溝はむき出し。
でも、それがまさか大きな問題点だと思っておらず。
暮らし始めて数日後、ひどい悪臭(餃子が腐ったような匂い)が風呂場から部屋まで漂ってきました。
常に漂ってくるわけじゃないけど、わりと頻繁です。
それで、水漏れの相談ついでに大家さんに相談した結果…
原因は風呂場の排水溝に排水トラップが付いていないこと、だとわかりました!
当然修理をお願いしたのですが、上記の通り、水の勢いでひび割れするほど配管が古くて弱いってことを認識したリフォーム業者が怖気づいちゃってね…。
工事したら配管が壊れるかも、って。
「排水溝にぴったりのフタを作ってきますから、それで許してください!!泣」
結局、引越しするまで持ってこなかったんですけども。怒
悪臭が漂う度に水を流し、香水を風呂場に巻いて、ドアを閉め切ることで対応しました。
しかし。
引っ越しは初秋だったのですが、次の夏に新たな問題が発覚。
コバエの大発生です!!!ヒィ~
これも排水トラップがないことによるもの。汗
お風呂場に限っていたので、風呂のドアを閉め切ることで対応しましたけど…。
毎日コバエ用殺虫スプレー(こういうの↓)を巻いてしのぎましたが。
非常~~~に気持ち悪かったです。
窓の規格が現在と違う
これは小さな問題なんですけどね。
50年前と今じゃ窓の規格が違うようで。
普通サイズは幅180cmくらいだと思うのですが、どの窓も幅140cmくらいでした。高さも低かった。
それはいいんですけど…
リフォーム業者が張り切ったようで、天井ギリギリにカーテンボックスが付けられててね。
小さい窓なのにカーテンサイズは高さ220cmで値段が割高になったなあ、と…
しかも、カーテンボックスのせいで取り付けづらかったのかシングルのカーテンレールしか付いておらず、レースカーテンを付けられなくて。
大通りに面していたのでさすがにレースカーテン付けとかなきゃ昼間にカーテンを開けられないと思い、自腹でダブルのカーテンレールに取り替えました。
これもリフォーム業者の問題ですね…
断熱材がついてない!?
昔のマンションだからか壁が厚く、上下隣の部屋からの騒音は全くなかったです。(窓が薄かったので、廊下からの騒音はありましたけど)
そこは良かったんですけど…。
壁にどうやら断熱材が入ってなかったようで…。
冬場は窓だけじゃなく、屋外に面した壁も結露でぐっしょり。
家具の裏にカビが大量発生しました。汗
これで撃退しました。↓
近所付き合い
なんかね、築50年の分譲マンションはきちんとした管理組合がないだけに、住民はお年寄りが多く、まるで長屋のような付き合いをされてました。
お隣に住んでるおじいさんが、我が家がシングル家庭と知って同情してくれたのか、色んなものをくれるようになって…
食べ物のおすそ分けが多かったんだけど、ある日「使わないから」と新品のオーブントースターを持ってきてね。
いやいやいや、オーブントースターなんて私フツーに持ってるんですけどォ~
断ってイヤな気持ちになられたらどうしようとつい受け取ってしまったのですが、困って職場の人に相談した結果、
必要な人がいないか声かけしたんですけどいませんでした。
お力になれなくてすみません
丁重にお返しし、事なきを得ました。
ホント大変デシタ…
判決が出て即引っ越しました
それでも子ども達のW受験と長い裁判の間、この家で暮らし…。
第1審の判決が出たGW、早々に引越しを決意。
今の家に引っ越してきました。
問題だらけのリノベーションマンションに住んだのはトータル2年半。
ここまで問題が多かったのになんでそんなに我慢したかというと、裁判で損害賠償請求されていたので万が一にもまとまったお金が必要になったら困る…と思ったから。
先行き不透明だったからです。
しかし判決を聞いて、損害賠償請求が却下されたこと、今後それなりの養育費が支払われるとわかったことで引越を決断しました。
夏のコバエ大発生前に絶対に家を変わりたいと思って、6月初旬には引っ越しを完了させました!
またまたオカン頑張りました!!!
リノベーション物件を選ぶときの注意点
テレビのリフォーム番組などを見て、リノベーション物件に良い印象を持っていた私。
新築同様の内装に目を奪われて即決してしまいましたが、ダメダメでした。
古い物件だけに、大事なのは内側!!!
そして私が目をつぶってしまった外側にもチェックすべき点はたくさん隠れていたんですよね。
子ども達と同居するために焦っていたとはいえ浅はかでした。
しかし、あそこでなかったら短時間で良い家が見つかっていたのか、というとそれも疑問…。
大いに勉強になったし、こうしてブログにもかけたし、よい経験になった…と心を慰めてます。
リノベーション物件を借りようとしている方は必ず以下のような項目をチェックをしてくださいね。
配水管を交換をしているか?
不動産業者に必ず確認してください。
その重要性は私の体験を見ればわかっていただけると思います…
管理組合はきちんとしているか?
ゴミ集積所など共有部分は必ずチェックしましょう。
管理が悪い物件は掃除が行き届いていません。
私が住んだリノベーションマンションは、ゴミ集積所の掃除が各戸持ち回り。
イヤな人は年間4000円払うという独自ルールでした…。
階段など共有部分の掃除は、階段近くの住民がボランティアでやってたみたい。
各戸で色が違う壁にそれがわかりやすく表れていたのに、目をつぶってしまった私。
ダメダメですよね。
耐震強度は大丈夫か?
私、これはチェックしてました。
(職場の病院の患者さんにリサーチw 「阪神大震災の時も揺れは少なかった」証言をいただいてました)
築50年でも鉄筋コンクリート造(RC)、もしくは鉄筋鉄骨コンクリート造(SRC)であれば一応安心できるようです。
このマンションはRC造でした。
事故物件ではないか?
事故物件だからリノベーションした可能性もあり得ます。
教えてくれるかどうかはわかりませんが、不動産業者に確認しましょう。
可能であれば近所の人にリサーチしてもいいですね。
私の場合は、患者さんが長く住んでいて別部屋に移動したあとにフルリノベーションされた部屋であることを知っていたので安心でした。
下記のサイトに情報が出ています。確認してみてくださいね。
時間帯によって騒音はないか?
私が住んだリノベーションマンションは、駅前物件だけに飲み屋さん関係の騒音が多くて…。
時々、マンション前に吐しゃ物があったりとかね。汗
でも管理が悪いので、なかなか掃除してくれないの。
時間が許すなら、朝・昼・晩の様子を見に行きましょう。
私の感覚的には駅に近すぎる物件よりも徒歩10分前後の場所が最高かなあ…と思ってます。
地域によってはハードルが高いですけどね。汗
あなたに良い住まいがみつかりますように。