母親の葬儀費用やお布施など実際にかかったお金のあれこれ

Luisella Planeta LeoniによるPixabayからの画像 冠婚葬祭
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こんにちは、ねりきりです。

コロナで緊急事態宣言下の6月某日、母が亡くなりました。
それと同時に長年売りに出していた実家の買い手が現れたり、母の施設の退去トラブルに見舞われたり(前記事参照)。

その他にも色んなことがありました…

家族との別れは誰もが必ず経験すること。
次は子ども達が私のあれこれをすると思います。

しかし、誰もが経験していることなのに葬儀や死亡手続きのことって戸惑うことだらけなんですよね。
検索すると業者さんのHPばかり出てくるし…。

そこで今回は父と母の死を経験して私が「へえ~、そうなんだ」と思ったことを中心に書いていきたいと思います。

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親が危篤と言われたら何をすればいいの

まず初めに私がぶち当たったのがこれでした。

同居や近居の場合はまた違うと思いますが…。
私は母が入所していた施設から少々距離のある場所に住んでいたので、「母親が危ない」と連絡を受けた段階でとりあえず以下のことをしました。

  1. 親戚に連絡
  2. 仕事の段取り
  3. まとまったお金を用意する
  4. 喪服の準備

親戚に連絡

まずは関係各所に連絡です。

私の場合はコロナ禍だったので施設に入れる人数が限られており、ごくごく近しい親族のみだったのですが…。
普通の時だったら最後に会ってほしい親戚に来てもらっていたでしょうね。

仕事の段取り

職場に迷惑をかけないよう一日出勤して仕事を片付け、ヘルプで入ってくれる同僚のために引継ぎの段取りをしました。
さらに上司と総務に連絡。
どれくらい欠勤することになるかわからないこと、母が亡くなった場合は忌引休暇を取る旨伝えました。

結果として母は翌日の早朝に亡くなったので、私は死に目に会えなかったのですが…。

仕事のことなど放っておいて駆け付けるのが正解だったのかもしれません

まあ、結果論なんですけども。

まとまったお金を用意する

私は50万円用意しました。
なぜならそれがATMの出金限度額だから。

お葬式になると、お布施を用意しなければならないのでどうしてもまとまった現金が必要なんですよね。汗

お布施や香典もクレジットカードやPayPayで払えるようになればいいのにね~

とりあえずお金さえ用意しておけば何とかなる…という安心感もあります。
盗難には要注意です。

喪服の準備

遠方だと取りに戻るのも大変ですから。汗

  • 喪服
  • バッグ
  • 黒いストッキング
  • 数珠などなど

出張中ですぐには駆け付けられない息子の分も一式必要でした。

私は車だったからたくさんの荷物を運べたけど、電車や飛行機での移動だったら喪服をレンタルすることになったと思います

泊まり込みになるかもしれないので、着替えや洗面道具など小旅行くらいの準備もしました。

積極的な治療は望みませんでした

私の場合、母のもとに向かう準備中に施設から「亡くなった」と連絡が入りました。
母の死に目に会うことはできませんでしたが、それは私が頼んでいたからでもあります。

母が亡くなる時は自然に任せてください。
心臓マッサージや家族が揃うまで医療的な処置をして生かせておく…などの治療は望みません

根底には父が亡くなった時の経験がありました。

父は心臓病の治療入院中に急変しました。
病院から連絡を受けて、私は子ども達とともに駆け付けたのですが…。

自宅から父の病院まで車で1時間半。
駐車場が混んでいて車を停めることができず、子ども達を先に降ろしてから私が病室に着くまでさらに長い時間がかかりました。

私が到着すると、すぐに医師がやってきて、むりやり心臓を動かしていた機械(に見えた)が外され

〇月〇日〇時〇分、ご臨終です

その間わずか10分ほど…。

父が急変して意識を失ったのは朝食後だったのですが、臨終はお昼前でした。
その間ムダに苦しめてしまったような申し訳なさが残ったんです…。

同じことはしたくないと思ったんですよね。

母を1人で逝かせることになってしまいましたが後悔はしていません…

死亡診断書料または死体検案書料

役所に死亡届を出すにも火葬するにも死亡診断書または死体検案書が必要です。

二つの書類の違いはどこでどんな風に亡くなったかということです。
死亡診断書…病院や治療中の病気で自宅等で亡くなった場合。発行するのは主治医や係りつけ医など。一般的に3,000円~1万円くらい。
死体検案書…それまで元気だった人が突然亡くなった場合。発行するのは死体検案した警察医。一般的に3万~10万円くらい。

ちなみに私が以前勤めていた病院の院長が警察医だったのですが、病院以外の場所で人が亡くなると駆り出されていました。汗
死体検案が終わらないと遺体を運び出せないから警察の方は困るのですよ。
なので早朝や夜でも呼び出されたり…
私の病院では死体検案書料は基本3万円でしたが、腐乱しているなど遺体の状態が悪い場合は5万円いただいてました。
死亡診断書と死体検案書の料金の違いはそういうところにあるのです

死亡診断書または死体検案書の左半分が死亡届になっていて、それを役所に持っていきます。
死亡届は銀行の手続きや生命保険の請求などで必要になるので必ずコピーを取っておきましょう。

母は施設で亡くなったので施設の係りつけ医が死亡診断書を書いてくれました。
死亡診断書料はそれまでの治療費とともにまとめて請求されて5000円でした。

私の場合は、死亡届の提出と火葬許可の申請(火葬料1万円が必要です)、さらに死亡診断書のコピーまで業者さんがやってくれました。
そういうところが多いんじゃないかと思います。

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葬儀費用、お布施など

父の時は実家に近いという理由であわただしく葬儀業者を決めましたが、母の時も同じ業者にお願いしました。

父の葬儀は母が喪主で、でも母はすでに歩行が不自由だったので移動が大変という理由もあって、葬儀会場ではなく控室で葬儀をしました。

今回もコロナ禍ということもあり参加者は近隣に住んでいる従姉1人と私と姉の家族だけ、全部で10人。
広い会場でやるまでもないということで同じ形にしました。

普通の葬祭会館でもできた! 小さなお葬式

控室といっても30畳くらいある広い部屋です。
トイレとお風呂もついてるし、アメニティも揃ってるし、ベッドのある洋室も併設されています。
ちゃんと祭壇もあるんですよね。
その前に棺が置かれます。

お通夜も葬儀も宿泊も一部屋で済むのでなんといっても楽でした。

祭壇の飾りなどもシンプルに、通夜振る舞いや会食は無理なので持ち帰りのお弁当を用意したため(松竹梅の竹ランクですw)費用もずいぶん抑えられました。

楽だし安いしおススメです!

僧侶の依頼とお布施

実家は他府県に本家があるので、どこの檀家にも入ってないしお墓もありません。
そのため父の時は同じ宗派の近隣のお寺さんにお願いしました。

今回も葬儀業者さんの記録に残っていたので、同じお坊さんにお経をお願いしました。

お寺への連絡も業者さんがしてくれました

我が家は葬儀と一緒に初七日の法要もしました。(そのパターンが増えてるそうですね。手間が省けてありがたいです)

お布施の金額は業者さんに質問してその通りにしました。

  • 葬儀のお布施 25万円
  • 初七日のお布施 3万円
  • ご膳料 1万円

しめて29万円です。

ググってみると相場より安かったかも?

それぞれ別の封筒に入れたのですが、その封筒も業者さんが用意してくれたし、支払うタイミングも何もかも業者さんに指示された通りにしました。

金額などは地域や宗派によると思うので、業者さんに相談するのが安心ですね。

火葬料

上にも書きましたが1万円です。
死亡届の提出と合わせて業者さんが代行申請してくれました。

香典と香典返し

一応香典不要としていましたが、これまでの関係性から親戚はくれるんですよね。汗

香典返しは「(姉が亡くなった時に)渡してないから」と固辞した義兄を除いて、いただいた金額の半額を目安に後日カタログギフトを送りました。

まとめ

母の葬儀関係でかかった費用をトータルすると以下の通りです。

葬儀費用金額
診断書料5,000
火葬料10,000
お布施290,000
葬儀代436,000
香典-140,000
香典返し40,000
合計¥641,000

この他に食事代やガソリン代、黒のストッキングや息子の肌着などを購入したり。
葬儀代の支払いは後日の振り込みだったので、葬儀の時は準備した50万円で足りました。やれやれ

母の葬儀費用はリーズナブルだったんじゃないでしょうか

私のお葬式は簡単でいいよ、何ならしなくていいくらいだよと伝えているので、子ども達もあとに続いてくれるといいな…と思っております。笑

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